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「日本人はシャイと聞いていたので心配でした」 アメリカ人が抱いていた日本の印象 初訪日で感激したこととは
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初めて日本を訪れる外国人観光客のなかには、言語や文化の違いなどに不安を抱いている人もいるでしょう。しかし、実際に旅すると印象が変わることも。初訪日のアメリカ人カップルは、日本で想定外だったことがたくさんあったといいます。それはいったい、どんなことだったのでしょうか。
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初訪日の日本に好印象 再訪日に意欲
タイやインドをめぐり、日本へやってきたというアメリカ人のケルビンさんとタイサさん。今回が初訪日で、2週間の滞在を予定しています。日本では、東京や大阪などを中心に観光を楽しむなか、河口湖にも足を延ばしたそう。
「河口湖の周辺の景色が素晴らしくて、とても良かったです。もっと滞在すれば良かったし、温泉にも行くべきだった。大阪や東京という大きな都市を回っているので、次は自然が豊かなところにも足を延ばしたいです」
さっそく再訪日への意欲を見せたケルビンさんの横で、タイサさんは「自然と街のコントラストが素敵」と日本の印象について話してくれました。
「来てみたら全然そんなことはなかったです」
すっかり日本を満喫している様子のふたりですが、実は日本を旅行するにあたって、心配事がありました。
「日本人はシャイと聞いていたので、コミュニケーションが心配でした。でも、来てみたら全然そんなことはなかったです。英語をあまり話さなくても、お互いに翻訳サイトを使ったり、時間を取って助けてくれたりして、困ったことはありませんでした」
訪日外国人が日本人に対して、静かで恥ずかしがり屋という印象を抱くことは少なくありません。さらに、言語の違いからも、日本人と意思疎通を図ることは難しいと思われることも。
ただ、近年はコミュニケーションツールが発展し、他言語での交流がスムーズにできるように。ケルビンさんたちも、日本人がさまざまな方法でコミュニケーションを図り、優しく寄り添ってくれたことに感激していました。
ほかにも、ふたりは日本の公共交通機関についても不安なことがあったそう。しかし、実際に利用してみると印象が変わり、とても感動したといいます。
「移動の際、行列や予約などが複雑なのかなと心配していたのですが、ここまではずっとスムーズで、一度も困っていないです。ホームにいると、ほんの数分で電車が来ます。混んでいる道を走るバスでさえ時間通りに来るし、すごく信頼できますね」
日本の魅力をたくさん発見しているふたり。行く先々でさまざまなものに触れながら、最後まで旅を満喫してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)