どうぶつ
「白い野良いぬが店の中迷い込んでますよ!」 お客さんを驚かせた柴犬は「店長」 ポツンと佇む姿に10万“いいね”
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飼い主さんが経営するお店の看板犬として、お客さんに優しいまなざしを向けるいぬが話題になることがあります。今回ご紹介するのは、初来店のお客さんに野良いぬと間違われてしまった柴犬です。悲しげな表情が、X(ツイッター)で10万件もの“いいね”を集め話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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「どこからみても立派な風格のある店長なのに」
「一見さんのお客さんが『白い野良いぬが店の中迷い込んでますよ!』と、慌てて言ってきました。それは野良ではなく店長……」
そんなひと言が添えられた写真には、部屋にポツンと佇む白い柴犬が写っています。飼い主さんを見つめるまなざしは、どこか悲しそうにも。どうやら、初来店のお客さんに野良いぬと間違われてしまったようです。
投稿は話題になり、10万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「店長の名札が必要か」「どこから見ても立派な風格のある店長なのに」「ちょっと悲しそうな店長」「どことなくしょんぼりしてるのかわいいwww」「店長の不満顔でしょうか(笑)」など、さまざまな声が寄せられています。
店長として13年もの間、任務を全うしているまつちゃん
白柴の女の子で13歳の「まつ」ちゃんは、飼い主さんが経営するガソリンスタンドで店長を務めています。店長歴はなんと13年ですが、初めて野良いぬに間違われてしまいました。
お店や家の中では、首輪をはずして過ごしているというまつちゃん。自由にのんびりとしている姿も、野良いぬに間違われてしまった理由なのかもしれません。
そんなまつちゃんは店長の仕事として、飼い主さんのお子さんやお客さんを見送ったり、迎えたりすることを日課にしています。シニアになり、最近は寝ていることも多いようですが、飼い主さんによると、とくに印象に残っているお客さんへの対応があるそうです。
「初めて来られた年配の女性のお客さんから、オイル交換の依頼を受けました。作業させてもらって戻ってきたら、待合室の椅子に座っているお客さんの膝の上にまつが座っていたんです。お客さんもまつも真顔で座っていて、シュールでおもしろかったです。あとから聞いたところ、座っていたら飛び乗ってきたそうです。お客さんもそのままにしていたのが、おもしろいというか、優しいというか……」
きっとお客さんが飽きないように、精一杯の接客をしてくれていたのでしょう。地域の人たちから愛されているまつちゃん。これからも自分のペースで、店長としての任務を全うしてほしいですね。
○取材協力:白柴まつ(@bankinmatu)さん
(Hint-Pot編集部)