バラエティに富む日本の料理は、訪日外国人にとって大きな魅力のひとつ。日本での食事を楽しみに、旅行を計画する外国人観光客も少なくありません。あるスロバキア人男性は、日本で食べたい料理をあらかじめリストアップし、万全の準備をして日本へやってきました。男性が挑戦した食べ物とは、なんだったのでしょう。

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帰国前に「東京に来ておきたくて」

　中央ヨーロッパに位置するスロバキア出身のヤコブさん。留学先の韓国から、5日間の予定で日本旅行にやってきました。初訪日の今回は、東京都内を回る予定だそうです。

「韓国には4か月の留学で、コンピューターサイエンスを学んでいるよ。いくつか留学先の候補があって、応募したなかには東京の大学も含まれていたんだけど、ダメだった。12月にはスロバキアへ帰るから、その前に東京に来ておきたくて」

　東京2日目だったこの日は、新宿から銀座付近まで歩き、その途中で靖国神社や日本橋に立ち寄りました。そして、残りの滞在期間中には、渋谷や新宿なども行ってみたいと思っているそうです。

「東京はソウルに似ているけれど、よりバージョンアップされた感じがするね。街の規模も大きいし、ビルも大きくてピカピカしている印象を受けたよ。スロバキアの人口は約500万人で、国全体の人口が東京の半分くらいだから、街の大きさも全然違う。こんな高層ビルはないし、見るものや文化も違う。アジアが好きだし、日本に来られて良かった」

何を食べるかリストアップして迎えた日本旅行

　日本での滞在日数が限られているヤコブさんは、どこに行くか、何を食べるかをスマートフォンにびっしりとリストアップしていました。入念な準備に、日本への期待がうかがえます。

　実はヤコブさんは、母国で食べた「つけ麺」が忘れられないそう。

「麺類は、スープにつけて食べるスタイルが好きなんです。実はスロバキアにもつけ麺のお店があって、そこで食べて以来、このスタイルにハマっています」

　訪日前からつけ麺スタイルを気に入っていたヤコブさん。今回の日本旅行で挑戦したのは「日本そば」でした。日本人になじみ深いそばチェーン店が海外のメディアやガイドブックで紹介されるようになるなど、訪日外国人からも人気の日本食のひとつになっています。

　日本人に古くから親しまれている、そばに挑戦したヤコブさん。日本にはほかにも、バラエティに富んだ麺料理がたくさんあります。残りの滞在期間も、思う存分楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）