世界的にもヘルシーでおいしいと高い評価を得ている日本食。初めて来日する外国人旅行客だけではなく、日本在住歴が長い米国人でも魅了されています。沖縄在住の米国人の2人に聞いたお気に入りの日本食は、ヘルシーさが決め手の1つでした。いったい、どんな料理でしょうか。

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沖縄在住の2人が選んだのは…

　外国人旅行客に人気の観光地・広島で出会ったのは、沖縄県在住のジョンさんとタイさん。2人とも米国出身ながら、10年以上日本で暮らしています。しかも、ジョンさんの妻は日本人。すっかり日本の生活に馴染んでいるようです。

　そんなジョンさんとタイさんに好きな日本食を聞きました。すると、タイさんからは、味覚もすっかり沖縄に染まっているような答えが返ってきました。

「日本の麺料理といえば、沖縄そばが一番おいしいと思うよ。ラーメンもまあおいしいけど、沖縄そばのほうが上だね」

　沖縄そばとは、小麦粉にかん水と呼ばれるアルカリ塩水溶液を加えて作る沖縄固有の麺を使用。琥珀色のスープに三枚肉、紅ショウガ、かまぼこやネギが乗っているものが多く、もともとは宮廷料理だったものが、第二次世界大戦後に庶民に広まったとされています。

ゴーヤーや納豆もヘルシー

「沖縄そばは、ラーメンよりヘルシーだしね」とタイさん。ジョンさんもそれに同意し、「日本にはヘルシーな食材も多いよね。ゴーヤーとか」と沖縄を代表する野菜を挙げました。

　ゴーヤーの代表的な栄養はビタミンC。ほかにもカリウムやカルシウム、マグネシウムも豊富な野菜です。苦みが強いため、敬遠する人もいますが、卵や豚肉、島豆腐などと炒めた沖縄の方言で「ごちゃ混ぜ」という意味のチャンプルーにすると食べやすくなります。

「納豆もヘルシーだよね」というジョンさんに対し、「いや、僕は、納豆はちょっといいや（笑）。海鮮も十分にヘルシーだから、納豆の代わりに海鮮を食べるよ」と、タイさんは苦笑い。独特なにおいやネバネバした食感には、日本在住歴が長くても受け入れるのは難しかったようです。

　10年以上暮らしていることもあって、ヘルシーな日本食にとても詳しい2人。沖縄以外の場所でも新たな日本のヘルシー食材にトライしてもらいたいですね。

（Hint-Pot編集部）