忙しい朝は、トーストにマーガリンをさっと塗って、すぐに口へ運びたいところ。X（ツイッター）では、バターナイフ以上に便利な優れものを見つけたという投稿が、3万“いいね”を集め、大きな反響を呼んでいます。朝食にぴったりのライフハックは、どんなきっかけで気がついたのでしょうか。投稿者である漫画家の紬音ユユ（@yuim_zzz）さんに、詳しいお話を聞きました。

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バターナイフの代わりに手に取ったのは

「いつものバターナイフなかったから、もんじゃ焼きのちっちゃいヘラでマーガリンを塗ったら、めちゃくちゃ塗りやすくてびっくりした」

　そんなある朝の様子を描いた絵日記が、Xで3万“いいね”を集め話題になっています。イラストには、小さなヘラを持った擬人化した猫ちゃんが。「こんな……広範囲にきれいに……」とつぶやいています。

　焼きたてのトーストに、もんじゃ焼きのヘラでマーガリンを塗るという、ありそうでなかったライフハックです。

　紬音さんのポストには、絶賛のリプライ（返信）が続々。「天才的なハック」「やはり、物理的に幅のあるほうが塗りやすいということですね」「うちももんじゃ焼きのヘラを導入したら、バターナイフはお蔵入りしました」「これがライフハックか……神……」「良いことを聞きました！　パーティーの際にディップを作ることが多いので、真似をさせてもらいますね！」などの声が寄せられています。

東京旅行が生んだ偶然のライフハック

　実際に試してみると、スムーズなのにマーガリンが均等に塗りやすくて驚きます。どのように誕生したのでしょうか。

「マーガリンを新しく開けるタイミングだったので、いつものバターナイフを流し台に置いてしまっていました。とりあえずスプーンで代用しようと手に取ったつもりが、間違えてヘラを持っていました。まあ、これでも塗れるだろう……と、ものぐさな思考でそのまま使ってしまいました」

　とはいえ、もんじゃ焼きのヘラがおうちにあるのは、少し珍しいかもしれません。紬音さんによると、これもまた偶然だったそうです。

「私は近畿圏に住んでいるので、もんじゃ焼きのヘラを家に常備しているわけではありません。先日、東京へ行った際にお土産として、月島もんじゃ焼きセットを購入しました。それで、本当にたまたま持っていたという感じです」

　紬音さんに、今回の反響で気になったことを聞いたところ、「リプライでXユーザーのみなさんが教えてくれた、バターのカットや固めのジャムを塗ることなどは試してみたいです」とのこと。もんじゃ焼きのヘラに、さらなる可能性を感じているようです。

　素敵なイラストからもわかるように、漫画家として活動している紬音さん。「日々の気づきや出来事もたまに絵にするので、良かったらXをフォローしていただけるとうれしいです！」と結んでいます。

（Hint-Pot編集部）