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断面から出てきたのは… 金太郎飴のような食パンに1.6万“いいね” 「朝食が楽しくなる」
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切っても切っても同じ絵柄が出てくる、まるで金太郎飴のようなパンがX(ツイッター)上で話題になっています。薄くカットされたパンに表れたのは、なんとミニチュアシュナウザー。薄くカットされた様子をよく見ると、微妙に表情に違いがあるのも魅力的です。ユニークでかわいらしいパンを作成した、だんめん屋(@izumickey0719)さんに詳しい話を伺いました。
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どこを切っても、ミニチュアシュナウザーの顔が
「ミニチュアシュナウザーの食パンを焼きました」
シンプルなコメントとともに投稿された動画には、焼き上がった食パンをカットしていく様子が映っています。ハッシュタグには「#金太郎飴パン」が。カットした断面には、かわいらしいミニチュアシュナウザーの顔が現れました。
さらに、4日後には同じコメントともに、薄くカットされたパンを7枚並べた写真も投稿しています。1枚1枚見てみると、表情には微妙な違いが。個性あふれるキュートなパンは、食べるのがもったいなくていつまでも眺めていたくなります。
投稿は多くの反響を呼び、6.5万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「かわいすぎて食べられない」「正方形なのにちゃんとシュナウザーに見えるところが、かわいいしすごい」「朝食が楽しくなる」「いろいろな表情があって飽きないですね」「注文したいです……! ぜひ商品化を」といった称賛の声が寄せられています。
眉毛と耳を工夫 ブラックココアで濃淡を再現
目の上にある特徴的な眉毛と口周りのヒゲ、垂れた耳が愛くるしい犬種として知られるミニチュアシュナウザー。それをパンで表現するため、だんめん屋さんは試行錯誤。さまざまな工夫を凝らして完成させました。
「パンでミニチュアシュナウザーを表現するには、四角いパンにしたほうが良さそうかなと思い、パン全体に顔を作るように構図を考えました。工夫した点は眉毛と耳です。眉毛は丸い感じに、耳は三角になるようにしました」
もちろん見た目だけでなく、使用している材料にもこだわりが光ります。ミニチュアシュナウザーの被毛や目、鼻を表現するために使われている着色料はすべて天然素材。ブラックココアで、グレーやブラックの濃淡をつけました。おいしくなるよう、しっかり配合も考えながら作成しています。
作成のきっかけはSNS 猫の絵柄にも挑戦したい
だんめん屋さんが断面に絵が浮かぶパンを作り始めたのは、2016年頃。SNSで見かけて、「自分も作ってみたい!」と思ったことがきっかけでした。それ以来すっかりハマってしまい、パンだけでなく、クッキーなどのお菓子も作成しています。
現在では多くの人を魅了していますが、始めたばかりの頃はなかなかうまく作れず苦悩したことも。そんななかで完成させたパンのなかで一番のお気に入りのパンも、かわいらしい犬がモチーフでした。
「今でもずっと試行錯誤。ひとつのレシピを完成するまでには、何回も微調整して作り直しています。一番気に入っているのビションフリーゼのパンです。今後は猫の絵柄にも挑戦してみたいですね」
見る人をほっと癒やす、だんめん屋さんのパンやお菓子。一部は、ネットショップ「だんめん屋」にて、数量限定で販売されています。
(Hint-Pot編集部)