カルチャー
「絶対に買って帰ります」 日本の家庭料理を作りたいスイス人 熱視線を送る日本ならではの調理器具とは
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世界から注目される日本の食文化。訪日外国人のなかには、お気に入りの料理を母国で再現したいと考える人もいます。初訪日のスイス人男性は、ある日本の料理を作る際に使う調理器具を買うと心に決めてきたそう。どんな器具なのでしょうか。
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日本独自の文化体験を求めて初訪日
初めて日本を訪れている、スイス人のルーカスさんカップル。10日間の滞在を通して、東京、富士山、大阪、京都をめぐる計画です。
「日本の文化にとても興味があります。日本は、スイスを含め世界中のどこの文化とも違います」と、訪日のきっかけを語るルーカスさん。とくに、日本の食文化に興味津々です。
「日本の伝統的な和食や家庭料理が好きです。スイスでは、日本の料理を楽しむ機会が少ないので、滞在中はいろいろな日本食を試しています。とくに好きなのは肉じゃが、おでん、親子丼です」
プロの料理人が必ず使う調理器具が欲しい!
実は、ルーカスさんは日本食を食べるだけでなく、作ることへの関心も高いといいます。
「私は料理をするのがすごく好きなので、スイスでは手に入らない日本の料理に使う器具や材料を手に入れたいと思っています」
日本食の主な食材は、スイスでもオンラインなどで手に入るそうです。しかし、調理器具となると話は別。ルーカスさんによると、スイスの自宅で日本食を何度か作ろうと試したものの、「どうもうまくいかなかくて……」と苦笑い。そこで、日本で絶対に買うと心に決めてきたものがあります。
「今回は、親子丼を作る際に使う、小さいフライパンを絶対に買おうと思います。あれを使うと多分、卵の半熟具合が再現できると思うんです。絶対に買って帰ります(笑)」
ルーカスさんが欲しいのは親子鍋。親子丼やカツ丼など、卵とじのどんぶり料理をするのに適した小鍋です。
1人前のサイズで、全体に熱が通しやすいなどの特徴から、飲食店や家庭で広く使われています。おいしい親子丼を作るための下調べに余念がないルーカスさんは、プロの料理動画の数々を観て、親子丼を作る際に必ず親子鍋が使われていることに気がついたんだそう。
日本料理への探求心あふれるルーカスさん。残りの滞在でも、日本独自の食材や味との新たな出合いが広がるといいですね。
(Hint-Pot編集部)