空気が乾燥するこの時期、火災には十分注意したいもの。とくに、使用頻度が高い暖房器具の取り扱いには気をつけたいですよね。名古屋市消防局は公式インスタグラム（nagoyashobo）で、ストーブのそばに近づけると良くないものや、使い方の注意点について実験動画を交えて注意を呼びかけています。

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ストーブの使用時は細心の注意を

「ストーブで暖まりたい……。洗濯物が乾きにくい……。そんな季節がやってきましたが、毎年冬季はストーブによる火災が多く発生しています」

　同局はこのような書き出しで、寒い時期にストーブの火災が増えることを注意喚起しました。続けて、「使用時は以下のことに注意」として3つの注意点を紹介。

・洗濯物や布団を近づけない
・スプレー缶や消毒用アルコールを周りに置かない
・外出は必ず消す

　火災を起こさないための対策を、簡潔に伝えています。また、投稿に添えられた動画には、電気ストーブと接するほど近くに洗濯物を干した状態での、実験の様子を公開。

「こんな状態になっていませんか？」とのテロップから始まる動画には、電気ストーブの近くに干された洗濯物が映し出されます。「ストーブの近くに洗濯物を干さない」という文字とともに、干されたタオルから白い煙が上がりました。そして、火が上がったかと思うと、瞬く間にほかの洗濯物にも火が移って、大きな炎が燃え盛ります。

　天井あたりまで炎が伸びているところで、動画は終了。短いですが、非常に危険なことがわかります。

　ストーブが出火原因になった火事は、毎年後を絶ちません。洗濯物が乾きにくい冬は、つい暖房器具を使って乾燥させたくなりますが、たとえ火を熱源としない電気ストーブなどの暖房器具であっても、可燃物が触れると大変危険です。燃えやすい洗濯物などを、近くに置かないようにしましょう。

（Hint-Pot編集部）