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「忘れんといて」 避難時に火災を防ぐ4つの対処法 消防局の注意喚起に「知りませんでした」の声
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各地で地震が頻発しているなか、防災意識を高めている人も多いでしょう。そうしたなか、尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、地震で避難する際に家の火災を防ぐためのポイントを紹介。見落としがちな要素もあり、参考になるとの声が上がっています。
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阪神淡路大震災 多くの火災が電化製品によって発生
「地震対策は避難するだけではない」と題して、投稿された動画。南海トラフ地震の危険性が指摘されていることに触れ、避難する際に注意すべき電化製品などの対処法を紹介しています。
同局の管轄である兵庫県尼崎市も大きな被害があった、阪神淡路大震災。当時、発生した火災の多くは電化製品が原因だったといいます。具体的には「地震で壊れたり濡れたりした電化製品にも電気が送られるため、短絡(ショート)や漏電が起こり、火災の原因になっていました」とのこと。
そうした電化製品による火災を防ぐため、家から避難するときの対処法を4つ挙げました。
1. 使用中の電気器具のスイッチは必ず切る
アイロンやドライヤーのなどのコンセントは、必ず抜いてください。
2. 壊れたり、一度水に浸かったりした屋内配線や電気器具は使用しない
3. 電機器具付近や上部には可燃物を置かない
4. 避難の前には必ずブレーカーを落としておく
この4つを実践することで「未然に火災を防ぐことが可能です」と紹介。また、4つの対処法以外に、熱帯魚の水槽への注意も促しました。説明によると「地震により水槽の水が漏れ、ヒーターが空焚き状態になり、周囲のものを加熱して出火することもある」とのこと。
動画の最後では、「いつ地震が発生してもおかしくない状況が続きますが、みなさま、命を守る行動を第一に考え、自分のおうちを守る行動も忘れんといて」と呼びかけています。
投稿のコメント欄には「避難するときはブレーカー落とす! コンセント抜く! 実践します!!」「気をつけます。ブレーカーは忘れていました」「水槽についての知識は知りませんでした。災害時は慌てず落ち着いて確認をし行動しようと改めて思います」などの声が多数、寄せられています。
(Hint-Pot編集部)