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火災の危険も スマホを充電しないときはケーブルをコンセントから抜いて 消防局が注意喚起
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空気が乾燥するこれからの季節は、火事が起こりやすい時期です。火を使っていなくても出火の原因になることもあります。たとえば、日常的に使う、スマートフォンなどの充電ケーブル。充電をしていないときも、コンセントに差したままにしていませんか。実は、その状態は非常に危険です。大阪市消防局は、公式インスタグラムアカウント(omfd.119)に発火実験の動画を投稿し、注意を呼びかけています。
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充電ケーブルを使用しないときはコンセントから抜いて
「コネクター内部の変形や、異物(水分等)の付着により充電ケーブルから出火する場合があります。火災を防ぐため、使用していない充電ケーブルはコンセントから抜きましょう」
そんなコメントとともに「充電ケーブルから出火!?」という書き出しで同消防局が投稿した動画。「充電ケーブル(TypeC)発火実験」の映像です。布団の上には、コンセントに差しっぱなしの充電ケーブルが置かれています。先端の接続部分に少量の水を垂らして、時間の経過とともにどのような変化があるのかを観察します。
実験開始から10分後、目立った変化は感じません。ところが、1時間後、接続部分に発煙がみられます。そして、付近の温度を測定すると107度に。
さらにその1時間後には、なんと250度まで温度が上昇しています。その後も発煙は継続し……最終的には、発熱によって充電ケーブルの先端付近の絶縁体が焦げて溶け、接続部分は折れ曲がり、布団にも焼けた痕跡が確認できました。
動画の実験はそこで終わっていますが、場合によっては、発火して大火災につながることもあるでしょう。
もし「気づかずに水をこぼしていたら」「汗をかいて付着させたら」「ペットが舐めたら」「就寝中だったら」「外出時に起こったら」など想定外のことが起こった場合、この実験と同様のことが考えられます。
乾燥するこの時期は、とくに火事に注意したいもの。充電ケーブルを使用しないときは、コンセントから抜きましょう。
(Hint-Pot編集部)