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「死に至る危険性が…」 東京消防庁が注意喚起 「鍋がおいしい季節」に起こりやすい中毒事故とは
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気温が下がると、食卓に上ることが増える鍋料理。その際、カセットコンロを使う家庭が多いでしょう。また、寒さが厳しくなると、石油ストーブが欠かせない家庭も増えてきます。しかし、これらの火気器具は、使用時に十分気をつけないと思わぬ事故につながることがあります。東京消防庁は公式X(ツイッター)アカウント(@Tokyo_Fire_D)で、「#鍋が美味しい季節になりました」とメッセージを添えて、注意喚起をしています。
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「無色・無臭で気がつきにくく、人体に有毒な気体です」
カセットコンロや石油ストーブの出番が増える季節。同庁は「○○○不足による #一酸化炭素中毒事故 が発生しています!」との書き出しで、1本の動画を投稿しました。動画は「換気不足による一酸化炭素中毒が発生しています!」と注意喚起のナレーションで始まり、事故防止のポイントを3つ紹介しています。
○事故防止のポイント
・十分な換気を行いましょう!
・定期的に掃除をしましょう!
・使用方法を守りましょう!
カセットコンロなどの火気設備・器具を使用する際は、正しい使用法を守るのはもちろんのこと、換気扇を使用したり、定期的に窓を開けたりして、換気を十分に行うことが大切です。使用中に少しでも異常を感じたら、使用を中止し、十分に換気を行ってください。
不完全燃焼も、一酸化炭素が発生する原因になります。そのため、器具は定期的に点検し、きれいにすることも忘れないようにしましょう。
12月は2番目に発生件数が多い月
さらに、投稿の本文には、東京消防庁の公式ウェブサイトの特集ページのURLも添えられています。それによると、「一酸化炭素は、無色・無臭で気がつきにくく、人体に有毒な気体です。濃度によっては、死に至る危険性があることから、十分な注意が必要です」とのこと。
一酸化炭素中毒事故は、2019(令和元)年から2023(令和5)年までの過去5年間で29件発生しています。住宅・共同住宅における月別発生件数は、最も多いのが1月、次いで2月と12月が同数です。また、発生要因としては「七輪・火鉢や囲炉裏などの炭を使用するものや調理器具、暖房器具」が多くなっています。
寒いとつい、換気するのを躊躇しがちですが、鍋を囲めばすぐに暖かくなります。おいしく安全に楽しむため、こまめな換気を心がけたいですね。
(Hint-Pot編集部)