カルチャー
「こういうふうには食べない」 アメリカ人が食べ方の違いに驚いた、日本で定番の洋食とは
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日本には、海外由来でも独自に進化した料理が数多くあります。最近では、日本ならではの洋食に注目している訪日外国人も少なくないのだとか。日本人に愛されている定番の洋食を食べて、アメリカ人父子は提供スタイルの違いにとても驚いたといいます。どんな料理だったのでしょうか。
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初めての日本旅行 東京滞在中は都心や高尾山を訪問
アメリカ・フロリダ州からやってきた、父親のリビウさんと息子のアンドリューさん。ふたりとも初めての日本旅行です。東京、静岡、大阪、京都を15日間かけてめぐります。
アンドリューさんにとって、日本は憧れの国。ようやく来ることができて、うれしさを噛み締めています。
「日本のアニメも好きだし、東京に行きたいとずっと思っていたよ。ほかの家族は日程が合わなかったんだけど、父が『東京なら自分も行きたい!』とついてきたんだ」
東京では、新宿を拠点に、渋谷や池袋、高尾山などを訪れました。高尾山ではケーブルカーを利用し、少しずつ紅葉が始まった景色を山頂から見ることができたそう。「いい景色でしたね」と振り返りました。
ハンバーガーで親しんでいるパティ 日本ではまったく違う料理に
日本食を楽しみにしていたというふたり。実際に食べたなかで、とくに驚いたメニューがありました。
「興味深かったのはハンバーグ。見慣れている肉だけれど、こういうふうには食べないからね。肉厚でとてもおいしかった」
洋食の定番メニューのひとつ、ハンバーグ。牛肉と豚肉の合いびき肉を使用したり、肉汁を閉じ込めやわらかく仕上げるためにタマネギやパン粉、卵を加えたりと、独自の進化を遂げてきました。
日本では、鉄板や皿に盛り付けてステーキスタイルで食べるのが一般的ですが、リビウさんがそうした提供の仕方を見たのは初めてだったそう。アメリカでは、パティをバンズで挟んだハンバーガースタイルで食べるのが主流です。また、パティにも大きな違いが。アメリカでは、牛100%を平たくして焼きつけることで、肉本来の味と香ばしさを楽しみます。
ふたりが日本で食べたハンバーグは、目玉焼きやソーセージ、ブロッコリーにスパゲティと付け合わせも盛りだくさんでした。日本のオリジナリティあふれるハンバーグに、ふたりはとても驚いたようです。
日本ならではの進化を遂げた洋食は、ハンバーグだけではありません。ぜひ、いろいろな料理を楽しんでいってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)