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「何回見ても粘土とは思えない…」「食感まで想像できる」 驚愕の再現度 ミニチュア作品に大反響

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著者:Hint-Pot編集部

「ワクワク楽しい気持ちになってもらえたら」

最初は上手に作れなかったというイチゴも今ではこの再現度【写真提供:しげりん フェイクスイーツ・フード作家(@shigerin_clay)さん】
最初は上手に作れなかったというイチゴも今ではこの再現度【写真提供:しげりん フェイクスイーツ・フード作家(@shigerin_clay)さん】

 本物そっくりなリンゴを粘土で制作したのは、フェイクスイーツ・フード作家のしげりんさん。驚きのクオリティですが、作り始めてまだ4年目だそう。「子どもと粘土遊びをしたときに作ったイチゴが、ものすごく下手だったのが悔しくて……。納得いくまで作りたいと思ったのが、制作を始めたきっかけです」と振り返ります。

「本物? 偽物? どっち? とワクワク楽しい気持ちになってもらえたら」との思いで、普段からSNSに作品を投稿。グループ展に参加して作品を販売した際は、「実物がずっと見たかったんです」「この日のためにお休みを取りました」と声をかけられることもあったそうです。

「あなたの心に寄り添う フェイクフード、フェイクススイーツ」がコンセプトで、オーダーメイドで制作することが多いというしげりんさん。そのほかにも、「おにぎりのキーホルダーやバッジは人気で、よくお声がけいただいてます」と顔をほころばせます。

「やり方によって断面が、膨れたりへこんだり」 粘土の性質による苦労も

「粘土でできているとは思えない…」という声が殺到【写真提供:しげりん フェイクスイーツ・フード作家(@shigerin_clay)さん】
「粘土でできているとは思えない…」という声が殺到【写真提供:しげりん フェイクスイーツ・フード作家(@shigerin_clay)さん】

 今回の作品を制作したのは、いくつかのグループ展を控えているなか「このサイズのリンゴを作るのが楽しそう」と思ったからでした。ただ、粘土は乾かす際に縮む性質があるため、とても難しかったといいます。

「やり方によって断面が膨れたりへこんだりしてしまうので、包丁で切ったようにまっすぐな断面を作るのには、かなり工夫が必要でした」

 大きな反響について、「多くの方が私の投稿を見てくださって驚いたのと、たくさんのコメントや引用がとてもうれしかったです。『拡大しても本物にしか見えない』と作品を細かいところまでちゃんと見てくださった方や、優しい言葉をかけてくださった方もいて、うれしく思いました」とのこと。

 話題を呼んだ愛らしいリンゴは、これからキーホルダーに加工される予定。さらに「ピアスにしたいという声も寄せられているので、そちらも作る予定です」と、寄せられた声がさっそく反映されるようです。

 そんなしげりんさんは、2025年2月22日(土)~24日(月)にデザインフェスタギャラリー原宿 WEST館で開催される、海をテーマにしたグループ展に参加するそう。

「東京でのグループは初めてなので、来ていただけたらうれしいです」と話し、作品制作にもますます力が入っているといいます。思わず食べたくなるほど精緻な作品を、実際に見られるのが楽しみですね。

(Hint-Pot編集部)