カルチャー
「スペインでは当たり前」 親日家のスペイン人が日本で一番、文化の違いを感じたこととは
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日本人にとっての日常は、訪日外国人にとっては非日常であることは多々あります。親日家であるスペイン人家族は、滞在中に感じ取った日本と母国との違いがあるそう。それはいったい、どんな違いだったのでしょうか。
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スペインから初訪日の男の子 日本の電車や地下鉄に大興奮
大の親日家である、スペイン人のフアンさん一家。フアンさんが日本へ来るのは15年ぶりにはなりますが、今回でなんと6回目で、ヴァネッサさんは5回目です。息子のレオくんは、今回が初めての訪日になりました。
レオくんに日本の印象を聞いたところ、「地下鉄や電車がすごく整ってる! 機能的ですごい!」と、大興奮。フアンさん一家が暮らすスペインの首都・マドリードにも、規模の大きい地下鉄は存在しますが、レオくんの目には、日本の電車や地下鉄がかっこよく映ったようです。
そんなフアンさん一家が、東京近郊を観光しているなかで、日本とスペインとのある違いに気がつきました。それは、騒音の有無です。
「一番、違いを感じるのは、電車内や街中がとても静かなことですね。スペインでは騒音があることが当たり前で、うるさいことに慣れている文化なので……」
電車などの公共の場では、静かにすることがマナーとされている日本。例えば、携帯電話の着信音をマナーモードに設定することや、通話を控えることが呼びかけられています。フアンさんは、日本の静かさに驚きを隠せない様子でした。
またヴァネッサさんは、街中の歩き方から、国民性の違いを感じたそう。
「日本は列ができて、みんな並びますよね。普通に道を歩くだけでも、自然と二手にわかれて歩いている。スペインだったら、それぞれが好きなように歩いています」
日本の日常を目の当たりにして、非日常を体感しているフアンさん一家。レオくんにとっても、初めての日本が良い思い出になっているとうれしいですね。
(Hint-Pot編集部)