初めて日本を訪れる外国人観光客にとって、日本各地の街並みは独特で魅力的だといいます。今回が初訪日のアメリカ人は東京を歩いて観光するなか、都心の風景に突然あるものに驚いたといいます。それはいったい、なんだったのでしょうか。

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初訪日のアメリカ人　日本の温泉に感動

　初めて日本を訪れた、アメリカ・ニューヨーク出身のカールソンさん。滞在期間は11日で、帰国を翌日に控えているところでした。

　今回の旅では東京、京都、奈良、大阪などをめぐったほか、箱根にも足を延ばして楽しんだそう。

「箱根で温泉を体験しました。露天風呂がすごく開放的で景色も良く、とても気に入りました。ジャグジーと違って温泉成分が肌に良いですよね！　肌がとてもスムーズでツルツルになった感じがします」

　温泉大国である日本。東京からもアクセスしやすい神奈川県の箱根は、人気温泉地のひとつです。日本の温泉を初体験したカールソンさんは、景観や泉質の素晴らしさをうれしそうに語ってくれました。

「国が管理しているのですか？」

　そんなカールソンさんは、東京散策中に偶然立ち寄り、その美しさに思わず写真を撮った場所がありました。

「浜離宮恩賜庭園がとても美しくて、写真を撮りました。この庭園は国が管理しているのですか？　手入れが行き届いていて、とても美しかったです」

　東京・中央区にある浜離宮恩賜庭園は、江戸時代から続く歴史ある大名庭園のひとつ。国の指定特別名勝や特別史跡などにも指定されています。汐留の高層ビル群と、草花が美しい日本庭園のコントラストを楽しめることから、訪日外国人観光客にも人気のスポットです。

　さらに、カールソンさんは、都心に点在する寺院や神社の存在にも興味を覚えたと話します。

「東京のおもしろいところは、都心に突然こうした庭園や神社、お寺があることですね。この写真でもわかりますが、向こうに高層ビルが写っているでしょう？　近代的な建物と古き良き文化が混ざっている感じが、とても良いと思いました」

　日常の風景に、神社仏閣が溶け込んでいる日本。東京都内だけでも、4000を超える寺社があるといいます。都心であっても、長年守られてきた歴史的建築物や自然豊かな境内に、驚く外国人は少なくありません。カールソンさんの目には、そんな新旧が融合している日本独自の街並みが、新鮮に映ったようです。

「明日帰るのが悲しい」と、すでに日本が名残惜しいと話すカールソンさん。さらなる魅力を発見しに、再び訪日してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）