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「こちらがしてることが失礼に当たることもあると思うので…」 フランス人が日本での滞在中に気をつけていることとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ブラジル人のクララさん(左)とフランス人のエマさん【写真:Hint-Pot編集部】
ブラジル人のクララさん(左)とフランス人のエマさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本には、周りの人との協調性を大切にする文化があるといわれています。ワーキングホリデーを利用して日本で暮らしているフランス人女性は、そんな日本での生活において、気をつけていることがあるそう。それはいったい、どのようなことなのでしょうか。

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フランスから複数回訪日 3度目はワーホリでの長期滞在を選択

 フランス人のエマさんとブラジル人のクララさんは現在、日本に長期滞在中。日本人や外国人が暮らすシェアハウスに住み、仲良くなりました。

 エマさんは過去2回、訪日経験があります。それがきっかけで、日本が好きになったそう。今回は旅行ではなく、ワーキングホリデーが目的です。長期滞在で、日本での生活をすっかり満喫しているといいます。

「日本は、女性ひとりでもセキュリティの面で安心して滞在ができるし、文化も興味深いです。私が漫画やアニメで日本の世界に慣れ親しんでいたのも大きいかもしれません」

 以前から日本文化との距離が近かったエマさんにとって、安全や安心も備えている日本は、さらに魅力的に映るのかもしれません。

間接的なコミュニケーションを好む日本人

 日本に造詣が深いエマさんは、日本での生活で気をつけていることがあるそうです。

「こちらがしてることが失礼に当たることもあると思うので、コミュニケーションも日本のやり方にならっています」

 日本には古くから、“和”を重んじる精神があります。直接的な対立を避けたり、相手に不快感を与えたりしないように、間接的な表現や謙遜する言葉が使われてきました。一方、欧米では、直接的で明確な表現が好まれることも少なくありません。

「何かを伝えるときは、直接的に言わないよう気をつけています」

 フランス出身のエマさんにとっては、あまりなじみのない習慣のようですが、日本では「郷に入っては郷に従え」精神を体現しています。

 日本の文化や習慣を大切にしながら生活しているエマさん。残りの滞在でも、楽しみながら毎日を過ごしてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)