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「とくに時間がかかった記憶があります」 フランス人が日本で感じた不便なこととは
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連日、多くの外国人観光客でにぎわう日本。何度も訪日している人のなかには、日本の素晴らしさだけでなく、不便さを実感している人もいるようです。在住経験があるフランス人は、日本の暮らしで困ったことがあったといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。
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出張で訪日中 休日は家族へのお土産を買いに京橋へ
仕事の出張で、フランスのパリ郊外から日本へやってきたシルバさん。10年ほど前に2年間、日本に住んだ経験があります。それから何度も日本を訪れているそうで、昨年は家族と一緒に日本旅行を楽しみました。
出張中の休みの日、シルバさんは京橋近辺をゆっくり散策。これから、家族へのお土産を探すといいます。
「日本の伝統工芸など、家に飾れるものを買いたいと思っています。前回、家族と旅行に来た際も、ありとあらゆるものを買いました」
家族で日本へ来たとき、シルバさんは包丁をいくつか購入。美しい見た目と見事な切れ味が気に入ったといいます。また、「妻は日本の紙製品や折り紙を買って喜んでいました」と、夫婦そろって日本の技術に感激したことを教えてくれました。
ペーパーワークが多すぎる日本の手続きに驚き
何度も日本に訪れているシルバさんは、「日本は快適で静か」と、暮らしやすさについても絶賛します。ただ、日本在住中に困ったこともありました。
「フランスの役所などの手続きは、書類が多いしプロセスもとても煩雑なんです。なので紙での手続きは慣れているのですが、それでも日本の手続きはペーパーワークがとても多いと感じました」
近年、日本ではあらゆるところでデジタル化が進んでいますが、行政はまだ紙での申請が多く、不便さを感じる人も少なくないでしょう。シルバさんは役所での手続きが丸1日かかったこともあったそうです。
「ひとつの案件で、いくつかの部署をまわり同じ説明をして、丸一日かかることもよくありました。フランスの免許から日本の免許への書き換えや税金の支払いは、とくに時間がかかった記憶があります」
日本で暮らすために必要な手続きと理解しながらも、手間や時間がかかったことを振り返るシルバさん。「すごくシンプルなことでもそうなんですよね。お役所的だなぁ……と感じてしまいます」と嘆いていました。
そのような経験があるなかでも、日本の生活は楽しかったというシルバさん。また家族と一緒に日本を訪れてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)