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「アメリカ人による誤った日本の認識が濃縮された」セーター イベントで2連覇した日本人男性 選んだ一着に「これはダサい!」
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日本でも徐々に知られてきた、クリスマスイベントのひとつ「アグリーセーター」。和訳すると「ダサいセーター」のことで、欧米ではクリスマスにちなんだ過剰な柄のセーターを着て楽しむ日があります。X(ツイッター)では、アメリカの職場で行われた、そんな「アグリーセーター」のイベントで見事優勝したという投稿が話題に。投稿者の山口慶明(@girlmeetsNG)さんに詳しいお話を伺いました。
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ダサいクリスマスセーターで2年連続ダサいキングに
企業の駐在員として、6年前からアメリカで暮らしている山口さん。会社のクリスマスイベントでキングを取り、優勝したことを報告し反響を呼んでいます。
そのイベントとは「Ugly Christmas Sweater Day(みんなでダサいクリスマスセーターを着て出社する日)」。会社のメンバーも、個性的な柄のダサいセーターを着てきましたが、山口さんが、満場一致でUgly(ダサい)キングに輝きました。
山口さんが着たのは、クリスマスと日本の伝統的なスポーツである相撲の力士が融合した「チャンコクロースセーター」。
「アメリカ人による誤った日本の認識が濃縮された」と説明しているセーターは、ノルディック柄が全面に配されたクリスマスカラーのデザインで、中心には力士姿のサンタクロースがしこを踏んでいる姿が。さらに、力士の周りには握り寿司や軍艦が散りばめられ、袖口にもさり気なく寿司が編みこまれています。
昨年に引き続き、実は2年連続でUglyキングに輝いたという山口さん。実は昨年も同じ「チャンコクロースセーター」で優勝したそうです。
この投稿は話題になり、5.2万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「ついに今年もこの季節がやってまいりましたか……」「2連覇おめでとうございます!」「どこで買えますかw私も欲しいですw」「来年も期待しております!」「これはダサい!(最高)」などの声が上がっています。
イベントを楽しみ尽くすアメリカ人
山口さんによると、同僚たちは山口さんのセーターを見て「Amazing!(信じられない!)」「Fantastic!(素晴らしい!)」など、たくさん褒めてくれたそうです。今回も満場一致でUglyキングに輝いた理由は、「『日本人がこのふざけた日本のイメージの柄のセーターを着ている』というのがウケたんだと思います」と山口さん。
確かに、真面目なイメージを持たれやすい日本人が、この派手なセーターを着ているのは、大きなギャップが生まれそうです。
このイベントは、どこの会社でも行っているわけではないようですが、「アグリーセーターを着て参加しましょう!」というイベントはとても一般的で、さまざまな場所で行われているそうです。
「なぜ、そうした習慣があるのかはわかりませんが『とにかくイベントを楽しみ尽くす』というアメリカ人らしい発想で最高だなと思いました」と、山口さんもこのイベントが、とても大好きなようです。
クリスマスの時期、衣料品を扱っているアメリカの大型スーパーマーケットへ行けば、大体の店にアグリーセーターのコーナーがあり、気軽に購入できるようです。山口さんはMarshallsという雑貨店で「チャンコクロースセーター」を購入。決めては「一目惚れとしか言いえません!」と笑って答えてくれました。
「この相棒(チャンコクロースセーター)と一緒に3連覇、4連覇を目指していきます!」と意欲を見せた山口さん。来年も連覇できるのか、今から楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)