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「サンタじゃなくて俺に言え」 コワモテな父に呼び出され、正座で聞いた言葉に驚き 忘れもしない中1のクリスマス
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今年もクリスマスがやってきます。サンタクロースからどんなプレゼントが届くのか、今から楽しみにしている子どもたちも多いでしょう。一方で、親たちにとっては、頭を悩ませる季節でもあります。子どもが成長するにつれ、葛藤を抱えることも……。そんな中、ネット上に父とのクリスマスの思い出を綴った投稿が大きな話題になりました。あふれ出ていたのはコワモテの父が娘に見せた精いっぱいの愛情です。投稿した麦原ひろみ(@XnOiZr8N23c4urZ)さんに詳細を聞きました。
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父娘の心温まるクリスマスのエピソード
麦原さんは、中学1年生のクリスマス前に突然、父に呼び出されたことを昨日のことのように覚えています。
場所は自宅の居間の仏壇の前でした。
「父の仕事の昇進や私の結婚など、家族にとって大事な報告のときはいつもそこです」
緊張して正座して待っていると、父が言いました。
「サンタじゃなくて俺に言え」
父はクリスマスプレゼントが欲しければ、これからは自分に言ってほしい。そう伝えてきたのです。
普段は無口な父からの予想もしない言葉に、麦原さんは驚きながらも、すぐに意味を理解しました。
「『中学生になったから、今年からはお父さんがプレゼントを買ってあげるからな』と大真面目に言う父。
私は
『うん。ありがとう。』
としか言えませんでした。
中学生になっても、私のクリスマスを楽しい思い出にしようとしてくれている‥
と、子どもながらに感謝しました」
さらに、続けます。
「『今までもお父さんが買ってくれてたんでしょ!』と言えなかったのは
やっぱり親の気持ちがありがたかったから。
サンタさんは私にとって
あのときの父の言葉そのものです」
この投稿には、2.8万件の“いいね”が集まる反響に。「素晴らしい父親ですね」「心がぽっと温かくなりました」「羨ましいです」「伝え方と受け取り方…どちらも素敵!」「ステキなお話聞かせてくれてありがとう」「我が子にもその折にはお父様のように伝えたい」などの声が相次ぎました。