2025年は巳年です。新しい年が近づき、巳年にちなんだグッズが続々と登場するなど、ヘビへの注目が高まっています。X（ツイッター）では、ペットの白ヘビを撮影した縁起の良い一枚が、9.4万件を超える“いいね”を集めて話題に。投稿者のキマグレ人のヨウエイ（@ZANDAMU1）さんに、詳しいお話を聞きました。投稿者のキマグレ人のヨウエイ（@ZANDAMU1）さんに、詳しいお話を聞きました。

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巳年にぴったりなものを白ヘビにプレゼント

　反響を呼んでいるのは、2枚の写真です。1枚目には「稲荷鳥居」と書かれた、ミニチュアのパッケージが。奥を見ると、水槽の中にさっそく設置されているのがわかります。

　そして2枚目には、おがくずが敷かれた水槽の中でとぐろを巻いている、かわいらしい白いヘビ。その前にはミニチュアサイズの鳥居があり、なんとも荘厳な雰囲気を醸し出しています。

　真っ赤な鳥居と白ヘビという紅白の組み合わせは、なんともおめでたいですね。さらに、白ヘビは幸運の象徴で、家に幸福をもたらす縁起の良い生き物とされています。そんな思わず拝みたくなるような組み合わせに、9.4万件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「縁起が良い」「拝みに行きたいです。ご利益ありそう」「ありがたみが増しますね」「巳年生まれです。来年干支なので待ち受けにさせていただいて良いでしょうか？」などの声が寄せられています。

今ではすっかり鳥居に慣れた様子のチトセちゃん

　話題の写真に写っているのは、コーンスネークのブリザードという品種の「チトセ」ちゃんです。投稿者さんは動物全般が好きで、とくに神使（しんし）として信仰されてきた動物に興味があったそう。各地の神社仏閣へ行くうちに、山口県の岩国白蛇神社では御神体として白ヘビを奉っていると知りました。白ヘビを生で見たいと思うと同時に、爬虫類の育成にも興味があったため、8年前にチトセちゃんをお迎えしたといいます。

　ヘビにまつわるさまざまなイメージのなかには、ネガティブなものもありますが、実際に飼ってみるとそんなことはないと投稿者さんは言います。

「個体差はあるものの、基本的に自分から噛みついたりはしません。触ってみるとスベスベ、モチモチしていて、癖になるくらい気持ち良いです」

　チトセちゃんをとてもかわいがっている投稿者さんは、来年の干支が巳年ということもあり、似合いそうなミニチュアの鳥居を購入したそうです。チトセちゃんの水槽の中に入れてみると、「最初の数分くらいは『なんだこれ？』って感じで鳥居に寄っていたのですが、それ以降はいつも通りとぐろを巻いて落ち着いています」とのこと。すっかりなじんでいるようですね。

白ヘビと鳥居がつないだ意外なご縁

　多くのリプライのなかには、今回のミニチュア鳥居を制作・販売している、神棚の里 静岡木工（@kamidananosato）からのお礼もありました。

　なんとこの鳥居、実は投稿者さんの地元の企業が制作・販売したものだったのです。投稿者さんは、これに驚き、「企業様からリプライをいただけるなんて光栄です。まさか地元で作っていたとは、ポストするまで気づきませんでした。素敵なものをありがとうございました」と返信して、感謝の気持ちを伝えています。意外なご縁があったのですね。

　巳年生まれの投稿者さんは、白ヘビのチトセちゃんのほかにも、黒いカラスヘビ（シマヘビの黒化）の「カムイ」ちゃんを育てています。白と黒のヘビを大切に育てる様子を、来年も楽しみに見守りたいですね。

（Hint-Pot編集部）