大きな甲羅を背負って短い脚でゆっくりと歩く姿が特徴のカメ。岩場で日向ぼっこをしているような、ほんわかしたイメージがありますよね。しかし、危険が迫ると相手を威嚇して、時には噛み付いて自分の身を守ろうとすることも。とても小さくてかわいいカメが「やめて！」とまるで怪獣のような表情で“激怒”する姿が話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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普段はなかなか見ることができないカメの怒りの表情に外国からも反応

　飼い主さんの手に支えられた小さなカメは、昨年11月に孵化した生後3か月半のオオアタマヒメニオイガメ。全長は大人の親指ほどで、わずか数センチ。小さい体は精巧なフィギュアのようで、とってもキュートです。

　そんなカメくんを掴んだ飼い主さんは、歯ブラシで後ろ足付近を撫で始めました。その様子はまるで、コチョコチョとくすぐるかのよう。するとその瞬間、それまでおとなしく顔を引っ込めていたカメくんに変化が起こりました。

　歯ブラシが触れた瞬間、「ああ～！　ええ～っ！」と叫んでいるかのように口を大きくぱっくり。そして歯ブラシ目がけて首をびよ～んと伸ばし、噛み付こうとします。

　しかし、飼い主さんは足に続いて甲羅もコチョコチョ。するとカメくんは首と手足をびよ～んと伸ばし、バタバタ動かして抵抗します。「やめて～！」「そこは触らないで！」と叫び声が聞こえてきそうな表情です。

　飼い主さんがこの様子をツイッター上に公開すると、26万件近い“いいね”を集めました。動画の再生回数は何と370万超に。リプライ（返信）には「何ですか、このかわいさ!!　心臓止まるかと思った」「破壊力がヤバイかわいさ」「怒ってるかもだけど激かわ！」「So Cute！」など国内外からの声が殺到しました。

　また、カメくんが目をギラギラに見開いて噛み付くタイミングを見計らっている様子に注目する人も。「ガメラじゃん！」「小ガメラがおる」「ミニラ」と昭和の特撮映画でおなじみの怪獣たちをイメージさせるコメントも寄せられ、笑いを誘いました。