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美容院でのカラー 頭がかゆくなったらどうする? やってはいけないNG行為を美容師に聞いた
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新しい年を迎え、思い切って髪型を変えて、イメージチェンジしたいという人もいるでしょう。カラーやパーマなどの施術を受ける前に、美容師から「イヤーキャップをつけてください」などと言われることがありますが、これはなんのためなのでしょうか。また、カラー中にやってはいけないことなどについて、合同会社サステアの代表で現役美容師の三村浩章さんに伺いました。
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カラー前のイヤーキャップ つけたくない場合はどうする?
カラーやパーマなどは、施術に入る前に、お客様にイヤーキャップをつけています。昔はつけていないサロンもありましたが、今ではほとんどのところで使用されているでしょう。
これは、カラー剤やパーマ液が耳につかないようにするための手段です。とくに、暗めのグレーカラーなどは皮膚につくと落ちにくい場合があるため、つけていたほうが安心です。
ただし、肌が敏感など何かしらの理由があってつけるのが嫌なときは、美容師に相談してもいいでしょう。
また、ピアスやイヤリングなどのアクセサリー類は、あらかじめはずしてご来店いただくか、施術前にはずすようにしましょう。アクセサリーの大きさによっては、カラー剤などがついて汚れてしまったり、コームやハサミが引っかかってしまったりすることがあるからです。
イヤーキャップをつければ、アクセサリーへの色の付着などを防げることもありますが、大きさによっては収まらない場合もあります。美容師から「(アクセサリー類を)はずしてください」と声がかかったときは、はずすようにしましょう。
カラー中に自分で頭皮をかくのはNG?
カラーの施術中、美容師はお客様に「(頭皮が)しみていないですか?」と聞いています。これは、頭皮がかぶれていないかなどを確認するためです。もし不快感やかゆみがあるときには、遠慮せず、すぐに美容師に伝えましょう。
間違っても、自分で頭皮をかくことがないよう注意してください。施術内容によっては、部分的にカラー剤の塗布量を変えたり、塗布していない箇所があったりします。自分でかいてしまうと、カラー剤が手につくだけでなく、その塗り分けしているところが混ざる可能性もあり、仕上がりに影響が出ることがあります。
頭皮がヒリヒリしたり、チクチクしたりするのは5~10分ほどで収まりますが、気になるときは自分でどうにかしようとせず、すぐ美容師に声をかけましょう。
合同会社サステア・CEO。hair make /COUR代表。滋賀県美容組合副理事長。シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。今までに向き合ったお客様の数、延べ12万人以上。高校卒業後、兵庫県神戸市のサロンに勤務。その後、滋賀県彦根市にCOURを出店。ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。また、シャンプーオタクが作ったリペアシャンプー「サステア」をECサイトにて販売中。
(Hint-Pot編集部)