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「誰もしゃべらないんだな」 日本は「憧れの国」と語るフランス人 特有のマナーに驚いた場所とは
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文化圏や国によって、さまざまな違いがあるマナー。日本では当たり前のことでも、訪日外国人にとって目新しく映ることは少なくありません。日本に長期滞在中のフランス人女性は、日本で日常生活を送るなかで驚いたマナーがあったといいます。いったい、どのようなことだったのでしょうか。
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念願叶って初訪日 日本の大学編入も視野に
フランス人のアナスタシアさんは、フランスの隣国にあたるルクセンブルクの大学に通う大学生。現在はオンラインで授業に出席したり、リモートで課題のリサーチなどを行ったりしながら、日本に3か月間の長期滞在をしています。
「日本は小さな頃からの憧れの国でした。こうして初めて来ることができて、夢が叶ったという感じです」
目を輝かせながら話してくれたアナスタシアさんは、日本の大学に編入する可能性を探っている真っ最中なのだそう。その下見を兼ねて、今回の長期滞在が実現しました。
海外では許されることでも日本ではマナー違反
そんなアナスタシアさんには、日本で驚いたことがありました。
「日本に来て、電車の中で誰もしゃべらないんだな……って思いました」
日本の電車やバスなどの公共交通機関で、静けさに驚く外国人観光客は少なくありません。一方、海外では携帯電話をマナーモードにしたり、通話が車内で制限されたりすることはまれです。車内に呼び出し音が鳴り響いたり、通話をしている人がいたり、トーンを抑えずに話したり――このような日常が当たり前の訪日外国人にとって、日本の車内の静寂さは新鮮に映るようです。
「誰かに迷惑をかけないように礼儀正しくしていて、一人ひとりが努めて行動しているように感じます」
尊敬の念を込めて、母国との違いを話してくれたアナスタシアさん。「憧れの国」という日本の大学への編入が叶うといいですね。
(Hint-Pot編集部)