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「すごく迷いました」 狩野恵里アナ レーサーの夫・山本尚貴選手SF引退セレモニー登壇の舞台裏
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引退セレモニーや花束贈呈サプライズ登壇の舞台裏
たくさんのファンを持つ人気レーサーの山本選手。ラストランのあとには、レースを主催するJRP(日本レースプロモーション)によるサプライズで、セレモニーが行われました。そこではさらなるサプライズとして、狩野さんが花束贈呈に登壇した場面も話題に。
「これまで夫婦そろって、表舞台に立つことがなかったんです。レースやファンを大切にしている人なので、家族が出てくるのを嫌がるかな……と思う気持ちが、8割くらいありましたね」と、葛藤があったそう。
そんな狩野さんのサプライズ登壇のきっかけを作ったのは、元テレビ東京アナウンサーで、現在はトヨタ自動車社員の森田京之介さんです。
「レースの5日ほど前に、もりちゃん(森田さんの愛称)からLINEが来たんです。『サプライズで引退セレモニーを考えていて、JRPの担当の方をつないでもいいですか?』といった内容で、すごく迷いました」
スーパーフォーミュラを引退するレーサーがセレモニーを行うのは、珍しいこと。初めて引退セレモニーが行われたのは、2021年12月の中嶋一貴選手引退のときでした。実は、中嶋選手の功績を踏まえ、例がなかった引退セレモニーをJRPに進言したのが山本選手。期せずして、自ら作った前例がめぐってきた形です。
「そうしためぐり合わせにも『夫は幸せ者だな』と、ありがたく思いました。本当に逡巡したけれど、現地観戦する予定など、いろいろなことが噛み合ったので、花束贈呈のご提案をお受けして……。結果的に、家族にとって良い思い出になりましたね」
そう振り返る狩野さんですが、本番では足が震えていたのだとか。
「司会で人前に出るのは全然緊張しませんが、すごく恥ずかしくて挙動不審でした。つくづくセンターにはいられない、端にいたい人なんだと実感しましたね(笑)」
(Hint-Pot編集部・鍬田 美穂)