自分のために買ったものを、愛猫が気に入ったらどうしますか。「そんな顔されたら仕方ないな」と、譲ってあげたくなりますよね。X（ツイッター）では、キラキラの目で見つめるねこが、11万件を超える“いいね”を集めて話題になっています。投稿者である、元保護ねこ5匹と暮らす作曲家の響介（@HOMEALONe_ksk）さんに、詳しいお話を聞きました。

　◇　◇　◇

置いた瞬間から自分のものに

「デスクワークで足元を温めるやつを買ったら、キラキラのおめめで『これをおいらのために……!?』て、なったからそうなった」

　そんなコメントとともに投稿された3枚の写真。そこには、白黒ねこが写っています。1枚目と2枚目は、足元を温めるパネルヒーターの前にいるところを写したものです。響介さんをじっと見つめる瞳が、キラキラと光っているのがわかります。

　3枚目には、響介さんに甘えようと飛びついて、全身で喜びを表現する姿が写っています。

　なんともかわいらしい光景がXに投稿されると、11.7万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「もー、はいどうぞって差し出すしかない（笑）」「めっちゃキラキラでわろた」「この場所がいいねと　君が言ったから　パネルヒーターは　ねこ様専用」「『もう渡さない』感w」「主人様は優しいお方にゃ～」「ねこのために私も買おうかな」など、多くの声が寄せられています。

黒白ねこのリュックくん　パネルヒーターを独占中

　話題になった黒白ねこは、12歳の元保護ねこ「リュック」くんです。ある日、飼い主の響介さんが新しく購入したパネルヒーターをデスクの足元に置くと、すかさずやってきて目を輝かせました。

　そのときのリュックくんの様子を、響介さんは「『ありがとう～』という感じで膝に乗ってきました」と振り返ります。その後、パネルヒーターはリュックくんのお気に入りに。響介さんが使っていると、足元にやってくるそうです。

　響介さんにとっても、遠赤外線で足元をぐるりと囲むように温めてくれるパネルヒーターは、使い心地が良いとのこと。ねこにとって熱くなりすぎないよう、気をつけながら使用しています。

　リュックくんには「ピーボ」ちゃん、「ソラ」ちゃん、「ニック」ちゃん、「ポポロン」くんという同居ねこがいます。響介さんによると、リュックくん以外がパネルヒーターを使うことはないそう。なんとも不思議ですね。

“猫マスター”を自称する響介さんは、ブログ「リュックと愉快な仲間たち」をはじめ、Xやインスタグラム（rikkufamily）でもねことの日常を発信。また、ねこをテーマにした著書「借金1000万作曲家の人生を変えてくれた猫の話」（ワニブックス刊）や「下僕の恩返し 保護猫たちがくれたニャンデレラストーリー」（ビジネス社刊）、「猫を飼うのをすすめない11の理由」（サンマーク出版刊）も出版するなど、人気を博しています。

　5匹と仲良く暮らす響介さん。これからもみんなで心と体を温め合いながら、穏やかな時間を過ごしてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）