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「別物です」 オーストラリア人シェフが日本食に感激 とくに心に残った食材とは
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農家や漁師などの丁寧な仕事が味に反映され、おいしい食材を手軽に楽しむことができる日本。初めて日本へやってきた、シェフを生業にしているオーストラリア人男性には、母国との味の違いを実感したシーフードがあるそうです。それはいったい、どんなものだったのでしょうか。
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「帰ったら、またすぐ日本に行きたいと思うくらい好きなんですよ」
オーストラリア第三の都市・ブリスベンから、家族4人で日本へやってきたプルーさんとジェイソンさん。10日間ほど滞在し、東京や広島、京都、大阪、別府、高山などをめぐります。
訪日リピーターだというプルーさんには、日本人の友達がいるそうです。
「私は、もう何度も日本を訪れていて、実は2年前にも来たばかり。15歳のときに留学で出会った日本人の友達が茨城県に住んでいて、今回も1日会えることになっています。オーストラリアに帰ったら、またすぐ日本に行きたいと思うくらい好きなんですよ」
一方、ジェイソンさんと、15歳と17歳の息子さんたちが日本へ来るのは、今回が初めて。現在は真夏のオーストラリアから来たばかりのため、「30度近いところから、一気に4度とか5度の世界に来ましたからね。寒いです(笑)」と、さすがに寒さが身にしみているようです。
そんなジェイソンさんを傍目に、プルーさんは「オーストラリアは季節が逆なので、ホリデーシーズンを山や雪、寒い場所で過ごすことにわくわくします。高山はすごく素敵な街なんでしょう?」と目を輝かせていました。
「とてもおいしかったですね」
母国では、シェフをしているというジェイソンさん。口に合った日本食はあったのでしょうか。
「今日食べた刺身、とくにマグロは、とてもおいしかったですね。オーストラリアにもいいシーフードがあります。でも、日本とは水の温度や成分が違うので、味が違ってくるかもしれません。ほかの料理も、食材や調味料が違いますからね。別物です」
世界的にも、日本はマグロの消費量が多い国。刺身や寿司ネタの王道といっても過言ではありません。最近は保存技術がますます向上し、鮮度抜群のマグロを気軽に楽しむことができます。これまで30か国以上を訪れてきたというジェイソンさんも、そんな日本のマグロの味には驚いたようです。
おいしい日本食を心から楽しみにしているという、プルーさん一家。日本食はもちろん、さまざまな日本文化に触れる機会になるといいですね。
(Hint-Pot編集部)