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「パリでは600円はします」 フランス人が堪能した日本食 価格に衝撃を受けたものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランス人のメガリーさん【写真:Hint-Pot編集部】
フランス人のメガリーさん【写真:Hint-Pot編集部】

 近年の日本食ブームにより、海外でも日本のソウルフードが広く食されるようになりました。初めて日本にやってきたフランス人は、母国で人気の日本食をとてもお手頃な価格で味わうことができ、とても驚いたといいます。それはいったい、どんな食べ物だったのでしょう。

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初めての日本 人の優しさは「イメージ通り」

 ヨーロッパの主要都市であるフランス・パリからやってきたメガリーさん。パートナーのトミーさんとともに初訪日です。

 2週間滞在する予定で、大阪や京都、河口湖、高山、金沢を回り、最後に東京を訪れました。「富士五湖の自然、広々とした空間が気に入ったよ」というトミーさんは、自然豊かな地域と東京とで、光景の違いに驚いた様子。

「とにかく人が多くてびっくりしました……。エネルギーをすごく感じましたね。東京は想像以上に大きな街でした。パリだったら1日あれば街を回ることができる。でも、東京でそれは無理ですね」

 世界有数の大都会というイメージのパリですが、実際は東京23区の面積の約6分の1と、コンパクトな街なのだそう。東京の人の多さと、街の意外なサイズ感に圧倒されてしまったかと思いきや、ふたりは違う一面にも注目していました。

「人もとても多いけれど、それでもピースフルな穏やかさを感じています」と語るメガリーさん。トミーさんもうなずきながら、日本で感じた日本人の印象を教えてくれました。

「日本人はみんな優しいし、リスペクトがあることで世界的にも有名ですよね。日本に来て、これはイメージ通りでした」

おいしいだけではない 価格にも驚き

 豊かな自然が広がる地方にも、人が集まる都会にも足を運んだふたりですが、日本ならではの和菓子にも挑戦するなど、旅の醍醐味である食事も楽しんでいます。

 そんなメガリーさんが、おいしさと価格に驚きを隠せなかったのは、日本人になじみ深いソウルフードのおにぎりでした。

「おにぎりはおいしかった! パリで食べたら、1個600円はするから、こんなに手軽に食べられるのもびっくりです」

 以前から日本食が人気のパリ。日本のアニメの影響でおにぎりの存在を知った若者を中心に、おにぎりブームが起き、専門店の出店が相次いでいます。

 具材を変えることで、宗教やアレルギーなどで食べ物に制限がある人や、動物性食品をとらないヴィーガン志向の人、グルテンフリーを選びたい健康志向の人など、さまざまな人が手に取りやすいことが、おにぎりの人気の理由のひとつだそう。

 日本のコンビニエンスストア大手3社のおにぎりの2024年4月~6月の平均価格は176.5円(ジーアイ・マーケティング・パートナーズ調べ)で、昨今の原材料の高騰などによって、日本のおにぎりの平均単価が高まりつつあります。それでも、パリのおにぎりと比べて約3分の1の価格ですから、メガリーさんが衝撃を受けたのにも納得です。

 トミーさんとメガリーさんの旅程も残りわずか。最後まで日本を満喫して、たくさん思い出を作っていってほしいですね。

(Hint-Pot編集部)