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「本命はそっちだったか!」 本物にしか見えない“サーモン” 衝撃のラストに大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

最初に登場したサーモンの柵(画像はスクリーンショット)
最初に登場したサーモンの柵(画像はスクリーンショット)

 実物かと思ったら、その上を鉛筆がコロコロと通っていった――そんな動画をSNSで見たことがある人は、少なくないでしょう。リアル絵が平面であることを証明するための手法ですが、それを逆手に取った、あっと驚く投稿がX(ツイッター)で大きな話題になっています。集まった“いいね”数は、なんと11万件。作者のARIA(@aririria_art)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

脂ののったサーモンのサクを描いたと思ったら…

 本物そっくりなリアル絵が、SNSでたびたび話題になっているARIAさん。紙の上に実物を置いたようにしか見えない、立体感のある写実画が得意な色鉛筆画家です。

 あまりにリアルなため、写真だけでは疑いの声が上がることも。そのため、動画で作品を紹介することがあります。そういったときは、描いた絵の上に色鉛筆を転がし、平面であることを証明するのですが……。

「サーモン描きました!!」とのコメントを添えて、28日に投稿された動画には、脂ののったおいしそうなサーモンのサクが映っています。ARIAさんは右へ左へカメラを振って、さまざまな角度から撮影。光沢感や立体感は本物にしか見えません。

 次に、ARIAさんはいつもの検証動画のように、サーモンの柵に向かって色鉛筆をコロコロと転がしました。すると、サクにぶつかってピタッ! と止まる色鉛筆。実は、絵ではなく本物だったのです。

 しかし、動画はこれだけで終わりません。次の瞬間、ARIAさんが紙をどかすと、下からリアルすぎるサケの絵が! 身をくねらせたサケの体はとても立体的に見えますが、ARIAさんがさっきと同じように色鉛筆を転がすと、今度はスムーズに移動していきました。今度は正真正銘の“リアル絵”だったのです。

 驚きの仕掛けが詰まった動画には、なんと11万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「絶対本物しか見えないですよ」「そっちだったかーw 本当に絵が上手いですね!」「本命はそっちだったか! すげぇ、サーモンだ」などの声が寄せられています。

「一番こだわったのは、ヒレの部分」

写実的すぎる絵がたびたび話題に【写真提供:ARIA(@aririria_art)さん】
写実的すぎる絵がたびたび話題に【写真提供:ARIA(@aririria_art)さん】

 独学で絵を描き始めて8年になるというARIAさん。なんと、今回の作品の制作時間は80時間に及んだそう。使った画材は、ファーバーカステルポリクロモスと、カランダッシュルミナンスという2種類の色鉛筆と、ポスターカラーの絵の具です。合わせて30色ほど使用したといいます。

「サーモンのウロコを一つひとつ描いていったのですが、細かくて時間がかかりました。一番こだわったのは、ヒレ部分。周りの余白を切り取ったことにより、さらに立体感が増しました」

 サーモンが大好物なため、今回の作品を描こうと決めたそう。ちなみに、撮影に使ったサーモンのサクは、その後おいしく食べたとのことです。

 ARIAさんは、リアルすぎる作品や実際に描いている様子を、YouTubeチャンネル「ARIAのアート部屋」でも公開しています。あっと驚く作品の数々を見ることができますよ。

(Hint-Pot編集部)