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リアル感に驚愕 色鉛筆で描いたナマズの立体絵に1万人が感動「飛び出てる!」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

本物? 思わず目を疑うナマズの立体絵が話題【写真提供:ARIA(@aririria_art)さん】
本物? 思わず目を疑うナマズの立体絵が話題【写真提供:ARIA(@aririria_art)さん】

 全身が粘膜で覆われたツヤのある体や上アゴの長いヒゲ、大きな口が特徴なナマズ。表情と仕草がかわいらしく、ペットとしても人気がある淡水魚です。ツイッター上では、みずみずしくツヤのある体を優雅にうねらせるナマズの姿が話題になっていますが……本物ではありません。実はこのナマズ、画用紙に色鉛筆で描かれた絵です。立体感とリアルさにあっと驚く作品について、作者のARIA(@aririria_art)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

立体的に見せるためにさまざまな手法を駆使

 独学で色鉛筆画を始め、立体写実画を得意とする色鉛筆画家のARIAさん。ほぼ毎日描いているという色鉛筆画はどの作品もとてもリアルで、見る人を驚かせるものばかりです。以前も「本物じゃないの?」と疑ってしまうイカの作品が大きな反響を呼びました。

 そんなARIAさんが今回挑戦したモチーフはナマズ。まるで本物が画用紙の上を泳いでいるように見える作品です。

「立体的に見せるために、一定の角度から撮影すると浮かび上がって見える遠近法(絵を縦長に描くことによって絵が浮かび上がってくる手法)を利用しています。また、ナマズのシッポの部分を少し切り取ることによって、さらに立体感や視覚をバグらせる手法も。皮膚のぬめり感を表現するのがとにかく難しかったです」

 制作工程はまず、鉛筆を使った下書きから。そこにアクリル絵の具と色鉛筆で徐々に濃い色を重ね、白色の色鉛筆で色抜きしながら光沢感を表現します。ナマズの体の模様やシッポの筋まで丁寧に描かれた作品には、今にも動き出しそうな生命力が。さまざまな手法を駆使して完成させたこだわりの一枚は、およそ5時間で完成したそうです。

「次の作品では今よりもリアルに…」 次回作に向けた“改善点”も

 ARIAさんはこの作品をツイッターで公開する際、「本物に見えたらうれしい……!!」というメッセージを添えました。すると何と11万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「どぅるんって感じが本物のナマズすぎます!!」「ヤッバ!! 飛び出てる!」「視覚効果を使っているのにまるで分らないことに脱帽です! 素晴らしい」「まさに神業ですね!!」など、称賛の声が続々と寄せられています。

 今回の作品でもたくさんの人を感動させたARIAさん。次回作に向けた“改善点”も発見できたそうです。

「ナマズのぬめり感をもっと表現できたら良かったと思いました。次の作品では、今よりもリアルに描けるように頑張ります。今後も生き物やお菓子、飲み物などの立体絵を描き続けていきます。来年は個展の開催や書籍化が目標です」

 これ以上リアルになると、一体どんな作品になるのでしょうか? さらなる活躍を期待したいARIAさんの作品は、インスタグラム(aririria_art)やYouTubeチャンネル「ARIAのお絵描きTV」でも見ることができます。これからもリアルな立体絵で、多くの人を楽しませてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)