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「幼くはない男の子が、お母さんと女風呂に入っていた」ことに衝撃を受けるアメリカ人のママ友 日本人女性がハワイ暮らしで困ったこととは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

ハワイの人にとって日本の温泉文化は驚きの連続(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
ハワイの人にとって日本の温泉文化は驚きの連続(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 アメリカ・ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現地で2人の子どもを育てている46歳・主婦ライターのi-know(いのう)さん。アメリカ人ママ友5人と集まった際、一番盛り上がった話題は、日本の「温泉」についてだったそう。第27回のテーマは「温泉アンビリーバボー」です。

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友達と湯船で会話すると聞いて、アメリカ人は爆笑

 私の周りにいるハワイのロコにとって、2024年は“日本旅行・元年”と言っても過言ではないほど、初めて日本を訪れた人が多い年でした。昨年だけでなんと4回も日本に行ったという強者もいるほど、「行くなら、今!」感が高まっているように思います。

 ある日、アメリカ人ママ友5人と日本旅行の感想をシェアした際、とても盛り上がった話題がありました。それは「温泉」について。

 箱根の温泉宿に泊まったひとりのママ友(45歳)が、「生まれて初めて大衆浴場に入ったのよ!」と興奮ぎみに話しました。すると、そこにいた一同が「Wow! You are brave(勇気があるね)」と、英雄を見るような羨望のまなざしを向けます。

 その女性は日系アメリカ人で、しゃべらなければ見た目は完全に日本人。「周りの日本人の所作を真似しながら、日本人のふりをして温泉に入った」とのことでした。

 日本で育った私としては、日本人のふりでもしないと、温泉に入るのは勇気がいることなのかと驚きました。アメリカには大衆浴場の文化がないので、他人に(友人ですら)裸を見られたり、見たりすることはかなり抵抗があるようです。

 私が「友達と温泉旅行をするのは、日本のスタンダード。湯船の中で会話をするのが楽しいんだよ」と言ったら、「あり得ない!!」と大爆笑されました(笑)。

 その後も、ママ友たちから次々と出てくる温泉にまつわるエピソード。たとえば、あるママ友はタトゥーが入っているため「日本の温泉に入れなかった」そうです。日本人の私に説明を求めてきたので「ジャパニーズ・ギャングがタトゥーを入れているイメージが強いから、ほかのお客さんを怖がらせてしまうため」と、日本人を代表して答えさせていただきました(汗)。

 ちなみに、ロコたちに人気の観光地・箱根にある温泉施設「箱根小涌園ユネッサン」は水着エリアがあり、ラッシュガードや水着でタトゥーが隠れていれば利用できます。そのため、前述の日系アメリカ人ママによると、少しでも温泉を楽しみたい外国人利用客が多かったそうです。