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旅館の女湯に男児2人 「見たことないくらい大きい子」にあ然… 問われる親のモラルと混浴年齢
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全国的に公衆浴場での混浴対象年齢が引き下げられる中、盲点になりやすいのが旅館の大浴場です。家族水入らずの雰囲気が強く、そもそも館内に混浴年齢についての掲示がないケースもあります。「Hint-Pot」が取材したのは、女湯に入浴していたところ、母親と入浴してきた男児2人に困惑したという30代女性。「今まで見たことないくらい大きい子だった」――。詳しい話を聞きました。
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入ってきた瞬間絶句… 夫も同調「いやあの子はでかい!」
日本人にとって旅行の楽しみの一つがお風呂です。日ごろのストレスから解放され、心身ともにリラックスできる瞬間は最高のひとときでしょう。
ところが、女性は思わぬ事態に直面します。
「家族で旅行に行った際に、温泉旅館に泊まりました。温泉に浸かってゆっくり楽しんでいたところ、祖母、母、男児2人の4人家族が大きい声で話しながら露天風呂に入ってきました」
小さい子ども連れなら、よくあることかもしれません。しかし、目を疑ったのは、男児2人の大きさです。
「上の子は女湯では今まで見たことないくらい大きい子だったので入ってきた瞬間とてもびっくりしました。いくら何でもこの子は異性の温泉に来るには大きいでしょ…と。なぜこんな大きな子が女湯に来るの? と正直、怒りが湧きました」
体の大きさはどう見ても小学校高学年ほど。下の子も大きく、常識的な“混浴”の範囲を超えていたと言います。
「子どもの意思なのか、親の意思なのかは分かりません。こんな大きい子女湯に連れてこないでほしいなと思いました。本人は特に恥ずかしそうとかもなく、温泉を楽しんでいた感じでした」
他にも女性客の姿はありましたが、女性は動揺を隠せませんでした。
「落ち着かなくて結局すぐに出ましたが、本音はもう少しゆっくりしたかったなあとがっかりしました」。のんびり漬かるわけにもいかず、強いショックを受けたまま脱衣所へと戻りました。
その後、夕食会場で再び、当該家族と遭遇します。
「部屋に戻ったときに露天風呂でのことは夫に伝えていました。夕食会場に当の家族がいたのでそっと夫に言うと、夫も『いやあの子はでかい! あかんやろ!』と言ってたのでやはり女湯に来る子どもにしては大きいと思います」。男性目線からも異論がなかったと付け加えました。
そして、話にはまだ続きがありました。
「翌日、朝風呂に入って出てきたらその家族がまた来ました。『今日はこっちが女湯~!!』等と騒ぎながら入ってきたのでその勢いにびっくりしてしまいました。すぐにその場を立ち去りましたが、朝からうんざりしました」
騒ぎ立てる男児を親も放置。「全く注意していないどころかむしろ親のほうがうるさかったです」というから、もはや、お風呂どころではありません。女性は旅行から帰宅後、旅館に一部始終を報告。「条例で7歳以上は混浴できないことになっている。こちらとしても今回のことを上の者と共有し、今後このようなことがないよう、対策を考えておきます」との言葉を受け取ったそうです。また、「その場で直接はトラブルになったら嫌だったので言えませんでしたが、せめてスタッフの人にすぐ言うとかすればよかったなと反省しています」と自戒を込めました。
女湯に入ってきた家族が、条例のことを知っていれば、男児とは別々に入浴していたかもしれません。
「せっかくすてきな温泉だったのでゆっくりできなかったのは残念です。けど、あのまま温泉に入り続けることはどうしても気持ち的にできませんでした」。悔やまれる滞在となりましたが、子どもとはいえ、体の大きな男性と同じ浴槽に漬かることも想定できる状況下では、やむを得ない判断になりました。