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「興味があるけれど、難しいかなと思っている」 日本文化に諦め顔のオーストラリア人が体験したいこととは
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外国人観光客が日本を訪れる目的はさまざま。自分の国ではできないことをするのも、旅の醍醐味でしょう。初めて日本を訪れているオーストラリア人カップルは、これから長野県白馬村に向かうそう。楽しみにしていることがあるけれど、実際に体験できるか不安を抱いていました。それはいったい、どのようなことなのでしょうか。
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オーストラリア人にとくに人気の長野県白馬村
オーストラリアのパースから、日本を初めて訪れているアッシュさんとアランさん。3週間の滞在を予定していて、東京のほか長野、京都、大阪をめぐる予定です。
東京観光を終え、これから白馬村へ向かうとのこと。「雪が楽しみなんです!」と、アッシュさんは胸に期待を膨らませていました。
白馬村は、国連世界観光機構(UNWTO)の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2023」に選ばれており、多くの外国人観光客が訪れています。なかでも、オーストラリア人からの人気はダントツ。2023年に白馬村を訪れた全外国人観光客の約37%を占め、2位の香港(約8%)とも圧倒的な差をつけています。
スノーボードのほかにも期待していること
ふたりは白馬村で、スノーボードなどのアクティビティのほかにも楽しみしていることがあります。ただ、実際に体験できるかどうかはわからないそう。
「温泉にも興味があるんだけど、僕はたくさんタトゥーが入っているから、温泉に入るのは難しいかなぁと思っているんだ……」
首元に大きなタトゥーがあるアランさんは、温泉に入れない可能性があることに残念そうな表情を浮かべていました。「私も今は服を着ているからわからないけど、実は見えないところはタトゥーだらけなの!」と、アッシュさんも笑いながら続けます。
タトゥーは、海外では文化的な背景やファッションの一部として浸透していて身近な存在です。日本にも楽しんでいる人はいるものの、ネガティブなイメージを持たれることも。入浴施設で、刺青やタトゥーを入れている人が利用を断られる場合もあります。
「だから無理だよね……?」と意気消沈したアランさん。ただ、貸し切り風呂など、タトゥーが入っていても利用可能なところもあると伝えると、「そうなんだ! それなら入れるかもしれないね。白馬で探してみるよ!」と顔をほころばせました。
以前より増えているものの、タトゥーを許可していない入浴施設は少なくありません。ただ、外国人観光客が増加している影響もあり、有名な温泉地のなかには、タトゥーが入っている人が利用できるところもあるようです。
日本文化のひとつでもある温泉。ふたりにも利用可能なところで、その良さを堪能してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)