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「ロッキー山脈よりもドラマチック!」 日本の山に心酔する米国人留学生が登った美しい山とは
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近代的な建物が並ぶ一方で、豊かな自然も有する日本。四季折々の美しい風景は日本でしか目にできないものとして、多くの外国人を魅了しています。皇居外苑で出会った米国人留学生は、日本各地の山々に心酔していました。最近も閉山前の名峰に登り、その美しさを撮影したそう。いったい、どんな山を訪れたのでしょうか。
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「日本は山がきれいだから」
東京の一等地にありながら、広大な敷地に広がる木々の緑が美しい皇居。自然を感じながら散策を楽しめる皇居外苑は、国内外の観光客に人気のスポットとなっています。そこで出会ったのが、米国人留学生のコナーさんです。
コナーさんは米国の大学に通っていましたが、日本へ遊びに来たときに「この国に住んでみたい」と思ったことがきっかけで、日本の大学に留学することを決めたそうです。
日本での生活を楽しんでいるようで、大好きだという山の話を日本語で語ってくれました。
「日本の山が好きです。米国ではロッキー山脈があるコロラド州の大学に通っていて、毎週末のように登山していたんですよ。でも、日本の山はロッキー山脈よりもドラマチック! 富士山にはまだ登っていないので、来年の夏、開山されたら登りたいと思っています」
日本の山の魅力や、今後の目標について教えてくれたコナーさん。少し前には、冬季閉山する前の名峰に登ってきたといいます。
「この前は立山へ登りに行きました。週末はいろいろなところに旅行に行っているけど、日本は山がきれいだから。とくに長野と富山が好き。白馬もとてもきれいです。富士山、立山、白馬岳も……“日本三霊山”はとても魅力的ですね」
山岳信仰が盛んな日本では、信仰の対象となる山が数多くあります。そのなかで富士山、立山、白山は“日本三霊山”と称され、崇拝を集めるとともにパワースポットとして人気です。
富山県の南部に位置する立山は、近隣には黒部湖・黒部ダムなどのほか、自然の景観を楽しめる地が数多く存在するエリアです。コナーさんは、立山だけでなく黒部湖も訪れたそうで、湖面と山の緑のコントラストをしっかり撮影していました。
山は美しいだけでなく、ときに自然の厳しさを教えてくれます。訪れる際にはくれぐれも安全に気をつけて、日本の山々を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)