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「命に関わることも」 消防局が感染性胃腸炎へ注意喚起 救急車を呼ぶべき目安とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

下痢や嘔吐などをともなう感染性胃腸炎(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
下痢や嘔吐などをともなう感染性胃腸炎(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 インフルエンザや新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな感染症が猛威をふるうなか、感染性胃腸炎にかかる人も増加しています。尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、感染してしまう経路や対処法、救急車を呼ぶべき症状について紹介。感染拡大を防ぐよう、注意を呼びかけています。

 ◇ ◇ ◇

「高齢者や免疫力の低い子どもは、重症化しやすい」

 同局では、「感染性胃腸炎という病気があります。よく知られているのが、ノロウイルス、ロタウイルスなどです」との語りかけから始まる動画を投稿。「感染性胃腸炎は、家庭内、保育園、幼稚園、学校などで、人から人へ感染を起こして流行し“お腹の風邪”としてよく言われる病気」と説明します。

 感染が広がる経路としては、「感染者の嘔吐物等を触った手で、触れた物を介して口に入り感染」するとのこと。そこで、子どもなどの下痢や嘔吐物を発見したとき、正しく処理することが大切になるそうです。動画では、処理するときの3つのポイントを解説しています。

1. 使い捨ての手袋、マスク・エプロンを着用する
2. 新聞やペーパータオルで取り除き、ビニール袋に入れる
※ちりとりは感染を広げるリスクがあるので注意
3. 手袋、マスク、エプロンで取り除いた嘔吐物をビニール袋で二重にして捨てる

 感染性胃腸炎は、誰にでも起こるなか「とくに高齢者や免疫力の低い子どもは、重症化しやすいです。嘔吐や下痢による脱水症状から、命に関わることもあります」と注意喚起。水分補給の大切さを訴えています。

 さらに、注意が必要な症状を紹介。

・嘔吐回数が多い
・水分補給ができない
・顔色が悪い
・元気がなく、ぐったりしている

 こうした症状が見られる場合には、「迷わず119番して」と呼びかけています。

 広がりやすい感染症のひとつだけに、コメント欄には「5人家族中3人が同時にかかりました」「介護職です。 感染力のすさまじさ体験しました。 嘔吐物の処理には手袋3重! マスクとフェイスガード! やりすぎなほどやってます。どんな感染症でも手洗い・うがいは怠ったらダメですよね」「ノロになってトイレから動けなくなりました」といった経験談も。「119番に電話していい目安が分かると安心ですね。これって救急車呼んでもいいのかなぁ? って迷った場面何度かあります」などの声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)