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「もっと通じないかもしれないって思っていた」 アメリカ人が初訪日で感激 東京観光で「想定外」だったこととは
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日本を訪れる外国人観光客の目的はさまざま。事前にやりたいことや食べたいものなどをリサーチしている人も少なくありません。旅を楽しめるよう、日本語も少し勉強してきたというアメリカ人カップル。日本人とコミュニケーションがとれるようにと準備をしてきましたが、それを発揮する機会がまだないといいます。それはいったい、なぜだったのでしょうか。
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「雪が見たいから」北海道へ
アメリカ南東部に位置するフロリダ州から、初めて日本を訪れているルイスさんとデニールさん。今回は8日間の滞在を予定しています。東京観光を楽しんだあと、「雪が見たいから」とのことで北海道を北海道をめぐるそうです。
東京では、渋谷や浅草などの観光スポットへ足を運び、合間には着物での写真撮影も考えています。滞在期間があまり長くないため、事前にふたりでしっかり計画を立てました。
日本へ行くのが楽しみだったいうデニールさん。実は、日本にゆかりがあるといいます。
「祖母が沖縄出身なんです。アメリカに移り住んでもう長いのですが、祖母から日本の話をよく聞いていました。来ることができてうれしいです!」
目を輝かせながら、日本への思いを語ってくれたデニールさん。今回は滞在期間があまり長くないため、沖縄への訪問は「次回に」と、再訪日を誓います。
訪日に向けて簡単な日本語を勉強
行きたい場所や食べたいものについて、SNSを中心に情報収集し、エクセルにリスト化していたふたり。それだけではなく、文化やマナーについても調べていました。
「簡単な日本語を勉強してきたんです。お店での注文や質問の仕方とか……」
アメリカ合衆国国務省が発表した言語習得難易度ランキングで、日本語は最高難度に認知されており、英語が母国語の人にとっては、非常に難しい言語のひとつとされています。
アメリカ出身のふたりにとっても、日本語は難易度が高かった様子。日本の旅を満喫するために勉強していましたが、東京観光では予想外のことがあって感激したといいます。
「今のところ、日本語を話す機会がないんです。話しかけようとしたら、向こうから英語で話しかけてくれたり、『お会計?』ってジェスチャーで示してくれたり。東京だからでしょうか? もっと通じないかもしれないって思っていたので、うれしいような想定外のような感じです」
せっかく学んできてくれた日本語。旅行中に積極的に使って、現地の人とのコミュニケーションを深めてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)