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「日本では失礼にあたるみたいなので避けています」 ポルトガル人が注意しているジェスチャーとは
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日本と海外では意味が違うジェスチャーが数多くあります。知らずに、失礼な意味のサインを出してしまい、相手を怒らせてしまう場合も。そのため海外へ行くときには、こうしたジェスチャーも事前に調べておくと安心です。2年連続で日本を訪れているポルトガル人男性の2人組は「日本で失礼にならないように」と気をつけているハンドジェスチャーがあるといいます。いったいどんなジェスチャーなのでしょうか。
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「すぐにでもまた来たい」 2年連続訪日するポルトガル人
ポルトガルから日本を訪れているイゴールさんとルイスさん。約3週間滞在し、福岡や広島、宮島、関西、名古屋、東京をめぐる予定です。
ふたりが日本へ来るのは、昨年に続き2度目。初めて日本を訪れた際には、10日ほどの滞在期間で、東京や大阪、京都、そして城崎温泉を巡ったといいます。昨年の旅行ですっかり日本を気に入ったふたり。「すぐにでもまた来たいね」と話していたそうで、さっそく実現したのが今回の旅です。
「ポルトガルとは違うハンドジェスチャー」
日本には、ふたりが暮らすポルトガルとはまったく違った、ユニークな文化がたくさんあります。そのためふたりは事前に、いろいろなことを調べてからきました。
そのひとつが、ハンドジェスチャーです。言葉が通じないときには、とても役立つコミュニケーション方法ですが、国によって意味が違うことが多々あるため、注意しているといいます。
「ポルトガルとは違うハンドジェスチャーがあるので、できる限り失礼にならないようにと思いました」と話すルイスさん。気をつけるだけではなく「違いを楽しもうと思っていました」と笑顔で付け加えます。
「日本では『NO』と伝えるとき、顔の前で手を左右に振ったりしますよね。ポルトガルではあまり目にしないです。また、顔の前に腕でバツをつくるハンドジェスチャーは、日本では失礼にあたるみたいなので避けています」
日本とポルトガルのハンドジェスチャーの違いを理解し、失礼にならないようにと気をつけるイゴールさんとルイスさん。日本が大好きなだけではなく、文化へのリスペクトも感じさせますね。
2年連続で訪日しているふたりは「今回の旅がもう終わってしまうのは寂しい」と話します。その一方で、「北のほうも訪れたいし、沖縄の離島にも行ってみたい。またすぐ来ると思います」と再訪の意欲を見せてくれました。次回もいろいろな日本の文化にたくさん触れてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)