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ドイツ人「コミュニケーションの問題はなかった」 日本語がわからなくても旅行を楽しめたワケ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ドイツ人の(左から)ダニエルさん、パトリックさん【写真:Hint-Pot編集部】
ドイツ人の(左から)ダニエルさん、パトリックさん【写真:Hint-Pot編集部】

 言語が異なる国や地域では、言葉が通じないことから不安が募ることも少なくありません。初めて日本を訪れたドイツ人男性たちは、言葉の壁をものともせず、いくつもの方法でコミュニケーションを取り、日本旅行を楽しんでいるといいます。いったい、どうのようにしてコミュニケーションを成り立たせているのでしょうか。

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友人の挙式のために初訪日 新幹線やレンタカーで各地を観光

 ドイツ人のダニエルさんとパトリックさん。共通のドイツ人の友人男性が京都で日本人女性と結婚、その式に参列するために日本を訪れました。結婚式に合わせて休暇を取得し、3週間をかけて日本各地をめぐっています。

 ダニエルさんとパトリックさんにとっては初めての訪日です。関西へは新幹線で、その後はレンタカーで長野や富山など各地に足を運びました。東京へ移動すると、公共交通機関の1日券などを活用し、日本らしい利便性あふれる交通を活用して旅を楽しんでいるようです。

「僕たちは日本語は話せないのですが、ジェスチャーと、指差しと、僕たちのつたない日本語で乗り切りました」

 笑いながらパトリックさんが言うと、ダニエルさんもそれに呼応しました。

「最終手段は翻訳アプリで! どこに行っても親切にしてもらって、コミュニケーションの問題はなかったです」

 観光庁が行った2024年に発表した「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」によると、「施設等のスタッフとのコミュニケーション(英語が通じない等)」は、訪日観光中に困ったことの2番目に挙げられています。

 コミュニケーションに困ったときの対応策としては、「翻訳アプリなどのコミュニケーションツール活用で解決した」と答える外国人が8割近くにも。ダニエルさんたち同様、深刻な問題として受け止める人たちは、あまり多くないようです。

 まもなく帰国の途につくパトリックさんたちですが、最後まで日本の旅を満喫してほしいですね。

(Hint-Pot編集部)