Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

カルチャー

「食べたことがなかったのですが、すごくおいしい」 カナダ人が初めての日本で大興奮 何度も購入するほど虜になったものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

カナダからやってきた(左から)コルトンさんとフレイザーさん【写真:Hint-Pot編集部】
カナダからやってきた(左から)コルトンさんとフレイザーさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本を訪れる外国人にとって、食事は旅の大きな楽しみのひとつ。初めて日本を訪れているカナダ人は、ある「和スイーツ」に心を奪われたそうです。何度も購入するほどハマった伝統的な和菓子とは、いったいなんなのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

大のアニメ好きが高じて初の日本旅行が決定

 カナダから初めて日本へやってきた、コルトンさんとフレイザーさん。約2週間の滞在で、東京や富士山、奈良、京都、大阪をめぐる予定です。

 大のアニメ好きが高じて、日本旅行を決めたふたり。コルトンさんはスタジオジブリ作品、フレイザーさんはアニメ「美少女戦士セーラームーン」がとくに大好きだそう。実際に訪日して、コルトンさんはアニメ以外にも日本の魅力を発見したといいます。

「日本の、歴史と革新が共存しているところがすごく好きです! 実際に東京にいて感じるのですが、高層ビルと高層ビルの間に小さな寺院があったり、都会のど真ん中に皇居があったりと、古き良き文化と最新のテクノロジーがどちらもあるところが魅力的ですね」

日本のアニメキャラの好物と知り大興奮

 日本での食事も堪能しているふたり。なかでも、フレイザーさんには連日購入するほどハマった食べ物があるそう。それは、日本で昔から親しまれている和菓子の定番でした。

「どら焼きがおいしかった! 今日も買いました。この赤いペーストは食べたことがなかったのですが、すごくおいしいと思いました」

 フレイザーさんが言う赤いペーストとは、小豆を甘く煮たあんこのこと。諸説ありますが、日本では室町時代の頃から、茶の湯文化の発展とともに砂糖で甘く煮た小豆を用いるようになったとされ、現代もあんことして親しまれています。

 一方、欧米など海外では豆を甘くして食べることになじみのない人が多く、小豆の味が想像と異なることで、あんこを苦手に感じるケースも少なくありません。また、見た目が黒っぽくチョコレートを連想して口にしたところ、食感がまったく違い、戸惑う人もいるとか。どうやらフレイザーさんは、赤いペーストが豆であることを意識せずに食べ、そのおいしさに感動したようです。

 どら焼きが、日本アニメの代表的キャラクター・ドラえもんの大好物であることを伝えると、フレイザーさんは興奮した様子で笑顔を見せました。

「そうなんですね! 日本のアニメは本当に好きなので、今度『ドラえもん』も改めて観てみることにします。幼い頃に観たアニメに出てくる日本の食べ物は、知らないものもたくさんあったので、今回の旅でいろいろ食べて、アニメを観たときの記憶と照らし合わせて答え合わせをしている感覚です(笑)」

 コルトンさんも「アニメキャラクターが食べた味は、こんな味だったのかなと想像しながら食べたりして、これも日本旅行の楽しみのひとつになりますね」と続けます。

 アニメをきっかけに訪日したふたり。アニメに登場する日本の食べ物はほかにもたくさんあるので、ぜひそれらも味わって帰ってほしいですね。

(Hint-Pot編集部)