カルチャー
「違和感がある」アメリカ人が語った日本では当たり前の光景とは 「カルチャーショックだね」
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東京や大阪など複雑に入り組んだ大都市圏の交通網は、長年住み慣れた日本人でもときに迷うことがあるものです。海外からの観光客は、日本の路線図や駅の乗換案内にどのような印象を抱いているのでしょうか。今回が初来日だというアメリカ人家族に、日本の感想や思わず驚いた母国との違いについて話を聞きました。
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「特に刺身がおいしかったわ!」と笑顔も
朝食を食べに築地場外市場を訪れていたのは、カリフォルニアから訪れた学生のオデッセイオさんと、家族のマッケンジーさん、マックスさん、マーディさん一家。午後には皇居を訪れると予定だといい、築地場外市場は母国でも「とても有名だよ」と、念願かなっての訪問に満足そうな表情を見せていました。
今回の旅の目的は「スキー」。ここ数年、外国人から高い人気を博している北海道・ニセコではなく、同じ道南西部の留寿都(るすつ)を訪れたといいます。日本の印象を尋ねるとオデッセイオさんは「人々はみんな親切だね。街は清潔だし、食事はとてもおいしいよ」と絶賛。横で見守っていたマーディさんもすかさず「特に刺身がおいしかったわ!」とイチオシを教えてくれました。
初めての日本に訪れた彼らの目には、日本人にとって“当たり前”の光景がとても珍しく映ったようです。「車が左側を走っていることに違和感があるよ(笑)。米国では右側通行だからね。日本と米国の違い、カルチャーショックだね」とオデッセイオさん。日本では一般的に左側通行ですが、世界的に見ると米国やロシア、中国など右側通行が主流の国も多くあります。大阪府警の公式サイトによると、日本で正式に左側通行が採用されたのは1950年(昭和25年)ごろ。同じく左側通行となっている国は、イギリスやインド、オーストラリアなどがあるといいます。
交通面では日本の複雑な路線図や乗換案内について、外国人から「難しい」という意見が上がることもしばしばありますが、今回が初来日のマーディさんは「簡単だった」と意外な感想を口にします。「地下鉄や電車が使いやすいわ。日本語と一緒に英語にも対応しているから、誰でも簡単に利用できるわ」。いたるところにある英語の案内や繰り返されるアナウンスのおかげで、迷うことなく目的地にたどり着くことができたといいます。
初来日でも、日本のサービスやシステムに戸惑うことなく、満喫できたというオデッセイオさん一家。ぜひまた日本に来て、母国との違いや日本の良さを発見してほしいですね。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)