連日、多くの外国人観光客が足を運ぶことで人気のスポット、東京・築地場外市場。その人気はSNSだけではなく、口コミでも広まっています。今回、初めて日本を訪れたフランス人夫婦が日本の印象と驚いたことを教えてくれました。

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午後は山梨・富士吉田市へ

　フランス・リヨンから日本を訪れたのは体育教師のサミュエルさんと通信業のマノンさん。2日前に初来日を果たし、2週間の滞在を予定しています。この日は朝から同市場を訪れ、午後は富士山を見るために山梨県富士吉田市に移動。エネルギッシュに日本を楽しんでいます。

　同市場を訪れたのは、日本に在住している同郷の友人から教えてもらったことがきっかけでした。マノンさんは「もちろんフランスでもネットで検索すれば築地場外市場が出てくると思うけど、友人が昨日、築地場外市場に遊びに行くように勧めてきたの。だから、山梨へ出発する前に来たわ」。友人も含め、お気に入りのスポットのようです。

　サミュエルさんは「ずっと日本を訪れたいと思っていて、今回やっとチャンスが巡ってきた」と喜びをあらわに。初めての日本は「人はとても良いし、街は清潔でとても美しい。なにより天気が良いよ。景色も良くて今のところ気に入っているね」と笑顔を見せました。

日本は「ベトナムよりもヨーロッパ的」

　念願叶い、異国の地に降り立った2人。2日間で見た日本はどのように映ったのでしょうか。「実は私たちはベトナムに住んでいるのだけど、カルチャーショックはベトナムのほうが大きかったわ」とマノンさんは印象を口に。サミュエルさんも「日本に来ると、ベトナムよりもヨーロッパ的な感じがする」と続けました。

　一方で、事前のイメージとは異なることもあったと言います。

　サミュエルさんは「人通りの少ない道もあって驚いたよ。日本はどこもかしこもにぎやかなのかと思っていたけれど、にぎやかなのは一部の場所だけで、あとは静かなスペースがたくさんあるのがいい。東京のような、巨大な都市でも静かな場所や通りをたくさん見つけることができるね」。これにはマノンさんも「どこもかしこも人が多いというわけではないのは、大きな驚きだわ」と同意していました。

　築地や浅草でも一歩路地に入れば、古き良き日本の生活を垣間見ることができます。そのことに気づいた2人は満足そうです。滞在中もガイドブックに載らない日本の一面を見つけてもらいたいですね。

（Hint-Pot編集部／クロスメディアチーム）