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子どもの送迎で“おなじみ”の光景、日本を訪れたアメリカ人は仰天 「地元では見たことがないよ」

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

日本を訪れたドン・ハリスさん【写真:Hint-Pot編集部】
日本を訪れたドン・ハリスさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本を旅する外国人は、日本人が予想もしない光景に目を奪われることがあります。アメリカ人の映画監督ドン・ハリスさんは、昨年、今年と2度日本を訪れ、合計5週間滞在しました。街並みを眺めていると、日本の子どもを持つ家族には“おなじみ”のある光景に関心を持ったそうです。いったい何だったのでしょうか。詳しく聞きました。

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保育園や幼稚園の送迎では“おなじみ”の光景が…

 ロサンゼルス在住のハリスさんは、滞在中、東京の街並みを見て、感嘆したそうです。

「ユニークなのはたくさんのアパートビルです。ビジネス街もとてもよく計画されています」

 巨大な人口を抱える東京は、各駅にマンションやアパートが林立。にもかかわらず、主要道路はまっすぐに伸び、スムーズな交通の流れを誘導しています。

 道路にはたくさんの車が走っていますが、ハリスさんはほかにも気づくことがありました。

「ロサンゼルスはたくさんの人が歩いています。でも、東京は自転車に乗っている人も多い。非常に多くの自転車が走っている。それはとてもいいことだと思う。健康的だし、(排ガスによる)環境汚染や公害もない。何より、お金がかからない」

 車社会のロサンゼルスと比較すると、圧倒的に多いのが自転車の数でした。都心から少しでも離れると、その傾向はさらに際立ちます。自転車が生活の足として欠かせない移動手段であることが、新鮮な景色として映ったそうです。

 さらに、ハリスさんは続けます。

「ママはみんな、子どもを自転車に乗せている。子どもが2人なんてときもある。あれにはびっくりしたよ。見たことがない。とてもイケてるね」

 電動自転車の前方、後方部分にチャイルドシートをつけ、子どもをまとめて移動。朝や夕方の時間帯では、保育園や幼稚園などの送迎でもよく見られる光景ですが、ハリスさんの地元では見たことがないと言います。

「ロサンゼルスでは自転車に子どもを乗せません。子ども乗せるときは、車かバギー(ベビーカー)ですが、車がほとんどです。自転車は使わないですね。私の家は、3つの異なる学校に近いですけど、親たちはみんな車を使います」と、付け加えました。