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「日本の冬が優勝すぎる」 フランス人が「僕たちの文化も受け入れてくれた」と感激 初体験した日本の伝統行事とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

こたつに入って、まったりおしゃべりを楽しむオレリアンさんとロバさん(画像はスクリーンショット)
こたつに入って、まったりおしゃべりを楽しむオレリアンさんとロバさん(画像はスクリーンショット)

 国や地域によって、さまざまな風習があります。フランス人YouTuberのオレリアン・プダさんは、年末に妻のことみさんの故郷へ帰省しました。同行した友人でフランス人俳優のロバさんとともに、日本ならではの年末行事を初体験。日本人の姿勢に触れ、感銘を受けた風習とはなんだったのでしょうか。

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「感受性の豊かさと異文化への敬意にうるっとしました」

 日本で見つけた驚きや、感動について発信しているオレリアンさん。ことみさんの親戚の家で恒例行事となっている、年末の餅つきに参加しました。

 オレリアンさんもロバさんも、初めて体験する餅つきに興味津々。親戚の人たちが説明する、餅つきにまつわる伝統や言い伝えに熱心に耳を傾けます。

 薪で火を起こし、釜でもち米を蒸すところから作業を見守ったふたり。蒸し上がったばかりのもち米を口にし、ロバさんは驚いた様子で「甘いですね」と言い、オレリアンさんも「うん。おいしい」と笑顔になりました。

 周囲の人たちに教えてもらいながら一生懸命、初めての餅つきに挑戦するふたり。ついているもち米を返す「こねどり」と、つき手を交代で担当し、大はしゃぎです。餅がつき上がると、その後はこたつでみんなと、つきたての餅料理などのごちそうを囲みました。

「今日のテーマは、寛大、歓迎、そして楽しいだね」とロバさんが言うと、オレリアンさんは「みんなが僕たちの文化も受け入れてくれた」と反応します。実は「オリーブを持ってきたと言ったとき、彼らがどう反応するか少し不安だったんだ」と打ち明けたオレリアンさん。

 事前に、餅にいろいろな具材を混ぜ込むことができると聞いていたオレリアンさんは、「ハーブとか、ローズマリーとか、オリーブ」といった、南フランスのものを持ってきていました。それをみんなが「いいね。いいね」「おいしそう」と、好意的に受け止めてくれたのがうれしかったそうです。

 ロバさんも、そのときのリアクションに感激したようで「でも、みんな新しいものを試すのが、おもしろくて楽しいと言ってくれたね。彼らは伝統的なことをしているけれど、初めての味を楽しんでくれた」と、うれしそうに振り返ります。

「彼らは何世代にもわたる伝統を正確にやらなきゃというわけじゃなく、楽しみながらやることで、伝統や文化が生き続けているんだよね」というオレリアンさんの話に、ロバさんは何度も大きくうなずきました。

「『日本の冬が優勝すぎる』クリスマスしか知らなかったフランス人が日本の年越しに驚愕」とのタイトルを付けた今回の動画。コメント欄には、「オレちゃん、ロバさん、貴重な体験でしたねGJ!!」「日本人は伝統的なものでも新しいものをうまく取り入れるのが得意だよね。オリーブのお餅おいしそう」「ふたりがどんどん餅つきうまくなってる」「おふたりの感受性の豊かさと日本語力と異文化への敬意にうるっとしました」などの声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)