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「フランスとは雲泥の差」 日本在住8年のフランス人が大興奮 「何もかもレベルが高い」と絶賛した場所とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランス人が日本の高速道路の休憩施設に大興奮(画像はスクリーンショット)
フランス人が日本の高速道路の休憩施設に大興奮(画像はスクリーンショット)

 車を長時間、運転する人の憩いの場となる高速道路の休憩施設。近年では、観覧車や巨大迷路、温泉などがあるところもあり、充実しています。途中休憩するだけでなく、目的地にしている人も多いようです。フランス人YouTuberのオレリアン・プダさんは、友人でフランス人シェフのシャルルさんと一緒に、日本とフランスのサービスエリアを比較しに出かけました。実際に訪れてみると、圧倒的な違いがあったようです。

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外観を見ただけで「最高!!」と大興奮

 高速道路の休憩施設であるサービスエリア(以下、SA)やパーキングエリア(以下、PA)では近年、さまざまな施設に加え、ご当地グルメや限定グルメが充実。「SA・PAグルメ特集」といったコンテンツが、多く見られるようになりました。

 そんな日本のSA・PAの噂を聞きつけたオレリアンさんは、シャルルさんの運転で、実際に日本のパーキングエリアへ。ふたりは車内で、日本とフランスの違いを見つけようと意気込んでいました。

 しかし、オレリアンさんが「フランスのSAってさ、正直、微妙だよね」と言うと、即座に「ボロいし(笑)」と返すシャルルさん。とくに良い思い出はないという意見で一致します。

 車はやがて、埼玉県羽生市にある東北自動車道の羽生PA(上り)に到着。江戸時代、羽生PAの近隣には、五街道のひとつ奥州街道の関所・栗橋関所がありました。リニューアルオープンした2013年は、「鬼平犯科帳」の著者である池波正太郎さんの生誕90周年だったことなどから、作品の世界観と江戸の街並みを再現した「鬼平江戸処」として生まれ変わった、特色のあるPAです。

 まるでタイムスリップしたかのような様子に、「すごすぎる!!!」とオレリアンさん。シャルルさんも「こんな伝統的な街並みは初めて見た!」と、ふたりとも外観を見ただけでも大興奮です。

 フランスとの違いを探す気満々だったふたりですが、「悲報 フランス、比較対象にすらならず」といったテロップが。到着早々、日本のパーキングエリアに、すっかり魅了されてしまったようです。

飲食店のクオリティや価格設定に驚き

 アイスや肉まん、たこ焼きなどに目移りしつつも、「ゴミ箱もちゃんと設置してあるね。トイレも広そうだ!」と設備も気になるオレリアンさん。早速、トイレを利用してみると、「トイレ、超広くて超きれいだった!」とうれしそうです。

 飲食店のコーナーでは、おいしそうな料理の匂いがしてくることに驚くふたり。フランスでは施設によって異なるものの、いい匂いがしてくることもなく、「そもそも料理をしてくれない」といいます。

 そばやうどん、ラーメン、うなぎ、天ぷら、トンカツなど、おいしそうな店が並んでいて迷うふたり。シャルルさんは店をチェックしつつ、「だいたいどれも1000円台だぞ!」と感心した様子です。

 SA・PAでは街中の飲食店より高額なイメージを持つなか、適正な価格設定がされていると実感。店先で写真や価格を見て「この値段で、このクオリティ。フランスには存在しないな」としみじみ。迷った末にラーメンを食べることにしました。

 まずスープを味わうと「至福」の文字が。その表情は、深い満足感であふれています。「ラーメン屋にいるような錯覚」「長時間運転のあとのラーメンは格別だろうなぁ」と、称賛が止まりません。

上りと下りで違いがあることも好印象

 羽生PAについてオレリアンさんは、「まるで江戸時代にタイムスリップしたみたい! 店員さんも和服を着ているし、雰囲気づくりから素晴らしい。すべてのサービスエリアがこうではないからこそ、特別感がある」と感心。

 また、同じ羽生PAでも、下りは現代的な建物だと説明し、それぞれの良さやバリエーションがあることを好意的に受け止めた様子。日本のSA・PAを「きれい、清潔、おいしい、安い。日本って何もかもレベルが高い」と絶賛しました。

 フランス人ふたりの興奮ぶりに、コメント欄には「まだまだ素晴らしいSAはたくさんありますよ~」「SAもだけど、各地の道の駅なんかも、ぜひ行って楽しんでほしいなぁ」「観光客には、有名どころじゃなく、こういう場所も訪れてほしい」「日本人が感じてほしいと思っている細部への気づきや日本人の心情や気遣いにまで目が行くなんてうれしすぎる」などの声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)