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「泣いて感動してくれた」フランス人に反響 日本の伝統芸能を鑑賞し心を深く揺さぶられたワケ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

日本の伝統芸能を鑑賞したオレリアンさん(画像はスクリーンショット)
日本の伝統芸能を鑑賞したオレリアンさん(画像はスクリーンショット)

 地域ごとの風土や歴史が反映され、文化のひとつとして継承される伝統芸能。日本各地では、時代が移り変わるなかでも、大切に守られているものが少なくありません。フランス人YouTuberのオレリアン・プダさんは自身のインスタグラムアカウント(bebechan_france)で、そんな伝統芸能のひとつを鑑賞したと投稿。感激した理由や母国との違いについて明かし、大きな反響を呼んでいます。

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岩見神楽を鑑賞 友人の目には涙が

 日本で見つけた驚きや、感動について発信しているオレリアンさん。お寺の掃除ボランティアに参加して日本に根づく意識や伝統を学ぶなど、日本の文化への理解を深めています。

 今回は「フランス人が日本を愛する理由」として、友人でフランス人俳優のロバさんと一緒に、島根県で石見神楽を鑑賞したときの動画を投稿。熱い思いを語っています。

 子どもたちを含め、多くの人たちが一体となり全力を尽くす姿に、心を深く揺さぶられたというオレリアンさん。みんな地元のボランティアで、伝統を守るために日々、努力している様子にも感銘を受けたようです。

 ずっと昔から存在する神楽が、たくさんの人の熱意によって大切に受け継がれていることに、オレリアンさんが心を奪われたのには理由がありました。

「僕が生まれた国では宗教の影響などで、かつて庶民に根差した儀式や伝統が失われてしまったものが多くあります。だから伝統が生き続けている光景を目の当たりにすると、力強い感情が湧いてきます」

 オレリアンさんがそう語るように、一緒に鑑賞したロバさんが思わず涙を流す場面も。ふたりは日本の伝統芸能を目にして、母国の現状や失われてしまった多くの伝統に思いを馳せたようです。

 さらに、地元の人たちの温かなおもてなし、文化を共有しようと迎え入れてくれる姿勢にも感激。「日本の伝統が真摯に守られ、生き続けていることに、心からありがとうを言いたいです」と結びました。

 石見神楽のように大切に継承されている伝統芸能がある一方で、日本でも地方の人口減少などによって担い手が途切れ、失われてしまった伝統や文化が数多くあります。そうした背景もあり、オレリアンさんが語った思いに熱い反響が殺到しました。

 コメント欄には、「ありがとう、って言いたいのは こっちのほうやんけーーー!! 日本の伝統を誉めてくれて、ありがとう!」「大切にしてるって、一生懸命してるって万国共通に感動を与えるのですね」「泣いて感動してくれた姿を見て、自分は日本に生まれたのに、日本の良さを理解できてない部分がたくさんあるなと実感しました」など、たくさんの感謝の声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)