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「ほかに食べるものが多すぎて」 オーストラリア人が「日本ではまだ食べていない」意外な日本食とは
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日本の食文化に魅せられて、訪日する外国人観光客は少なくありません。オーストラリア人親子は、滞在中に母国で食べ慣れている日本食は、あえて食べていないのだとか。それではいったい、どんな日本の食事を楽しんだのでしょうか。
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日本の食文化や歴史に興味津々 親子3人で訪日
オーストラリア最大都市・シドニーからやって来た、グレースさん。親子3人での旅行が目的です。二十数年ぶりに日本を訪れたというグレースさんに対して、娘のサラさんと息子のジョシュさんは初訪日。3週間の滞在で、広島から大阪、京都、東京をめぐる計画です。
幼少期から日本のポップカルチャーや文化が好きだったジョシュさん。彼が、大きな試験を終えたお祝いにと、今回の日本行きが決まったそう。
すでに、3人は広島、大阪、京都を観光してきたと楽しげに話してくれました。
「京都は、二条城や平安神宮、あと伏見稲荷が良かったです。細い道もたくさんあって、車と人がうまく共存している街並みも興味深かったです」
サラさんは、京都の歴史的な景観に風情を感じたようでした。
「どれもおいしかったですね」
日本の食文化や歴史にはもともと関心が高かったというグレースさん親子。そのため、とくに楽しみにしていたのは、日本での食事です。
「お土産も買っているけれど、何にお金を使っているかといったら、食べ物ですね。オーストラリアではお寿司が好きでよく食べますが、この数週間、日本ではまだ食べていないです。それくらい、ほかに食べるものが多すぎて……」
そう話してくれたのは、ジョシュさんです。寿司は世界的にも人気が高く、オーストラリアではスーパーマーケットなどでも売られています。そのためグレースさんたちは、日常的に寿司を食べているそう。サラさんによると、寿司以外の日本食は、さまざま挑戦しています。
「お好み焼き、松坂牛、焼き鳥……あと、うどん。んー、どれもおいしかったですね!」
広島の名物・お好み焼きをはじめ、日本を代表する和牛のひとつである松坂牛。また、タレや塩などをつけて、じっくりと焼き上げる焼き鳥からうどんまで、どれも日本独自の食文化といえます。
日本に来たからこそ、食べることができる本場の味を体験したいという3人の日本食への愛が垣間見えました。
せっかくなら、日本の新鮮な魚介類を使った本格的な寿司にも挑戦してほしいところ。残りの滞在でも、日本でしかできない食文化を存分に味わってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)