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「マジでやめろ」 免許取り立ての高校生グループがスキー旅行を計画→息子を案じた父親が止めようとして…ひねり出した“解決策”にネット感激「お父さん、かっこぇえー」
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まもなく卒業旅行シーズン、学生時代の友人との旅行は何物にも代えられない思い出となる一方、若さゆえについ羽目を外してしまうこともあるものです。記録的な大寒波が到来しているこの時期、免許を取り立ての友人とスキー旅行に行くという高校生の息子を案じた父親の投稿が、ネット上で大きな反響を呼んでいます。子どもたちを納得させたまさかの提案とは? 一連の経緯をつづった投稿者に詳しい話を聞きました。
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免許を取り立ての友人が運転するレンタカーでスキー旅行を計画
「【悲報】息子氏、卒業旅行で免許取り立ての友人が運転するレンタカーで合計7人でスキーに行く計画を立てる。マジでやめろと言って止めると理解したようではあるけれど、他の友人は行くつもりで計画が止まらないのでどう説得するべきか思案中。向こう見ずにも程があるんちゃうん」
今月17日、高校生の息子の無謀な旅行計画について、父親である投稿者が事の次第をSNS上に投稿すると、1万件のリポスト、10万件の“いいね”が集まるなど、大きな反響が寄せられました。
投稿者からの必死の説得を受けた友人グループはその後、スキーを諦め雪のない別の旅行地を検討するも、グループ内で運転ができる子は1人だけ。「雪道じゃなければ、一応免許は持ってるわけだしあまりうるさく反対はしたくないのですが、それでもやっぱりルールを軽視しがち&無茶しがちな卒業ハイの高校生なので本音はレンタカーで長距離旅行なんて行って欲しくない」となおも心配な投稿者は、やむを得ず、公共交通機関で行くことを条件に参加者7人全員分の宿泊代を出してあげることを提案したといいます。これには息子はもちろん、友人たちも大喜びで納得してくれたといい「息子もメンツが保てました」「息子と一緒に貴重な高校の3年間過ごしてくれた友達にプレゼントということでおっちゃんはまた明日から頑張って働きます」と事のてん末をつづっています。
一連の投稿には「若葉マークで雪国へ行くのは無謀ですね。止めさせるべきです」「レンタカーがスタットレスじゃないと思うんですよね。取り立てだとチェーンも巻けないでしょうし…」など、子どもたちの身を案じる声や計画の甘さを諫める声の他、投稿者の行動に「凄いです、立派ですね」「お父さん、かっこぇえー!!!!!」「いい親御さんですね」「最高なお父様!!」といった称賛の声が相次いでいます。
離婚し、息子とは幼稚園の頃から離れて暮らしているという投稿者。「月一で焼肉に行くのが定番となっており、関係性は良好ですので今回のように旅行のスケジュールも話してもらえたんでしょう。今回、息子が遊びに来た時にちらっとそういうことを言ったので『おいおい、ちょっと待て』と詳しく話を聞くことになりました」。我が子の身を案じる親心から、免許を取り立ての友人が運転する車でスキー旅行に出かけることには、どうしても賛成ができなかったといいます。
友人の分の宿泊費も全額負担するという提案については、「差し出がましかったり、でしゃばりすぎじゃないか、それぞれの親御さんの考え方もあるだろうし……と思って、できれば子どもたちだけで安全な旅行に変更してもらいたかったのですが……」としつつも、結局レンタカー案が消えていないことへの心配は拭えず「お金の力にものを言わせて解決しました(笑)」と経緯を明かします。
一連の反響について「友人の親御さんは何をしているんだ、というような投稿も散見されますが、友人たちの親御さんも事情を知っていれば当然心配しているはずです。高校生という多感な時期、もしかしたら何も聞いていないというご家庭もあるかもしれません。うちに限らず、どのご家庭も子どものことは絶対心配しているはずなので、他のご家庭のことを悪く言うことだけはやめてほしい」と投稿者。
その上で、「今回、息子が素直にいうことを聞いたのも、SNSで雪国の方のお話や、友人が事故にあったお話などを聞かせていただいたからこそ、無謀な計画をしていることを理解できたんだと思っています。いろんな経験談を聞かせていただいた方には感謝しかありません。子育てはほとんど関われなかったのですが、今回はいい落としどころを見つけられてよかったと思っています」と話しています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)