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「耳に入れて取れなくなり、病院で摘出した」 小さなひな飾りやおもちゃに注意 消費者庁が呼びかけ
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もうすぐひな祭り。3月3日はひな祭りであると同時に、「耳の日」でもあります。そこで「消費者庁 子どもを事故から守る!」の公式X(ツイッター)アカウント(@caa_kodomo)は、子どもが耳におもちゃの部品などを入れてしまう事故について注意喚起。艶やかで繊細なひな人形の細かな部品が、思わぬ事故につながることもあるようです。
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ひな飾りが思わぬ事故につながる可能性も
小さなおもちゃなどを子どもが誤飲しないよう、注意している人は多いでしょう。しかし、耳の穴に入れて取れなくなってしまうという事故も少なくありません。
同庁の投稿によると、「(ひな)人形の飾りや部品、おもちゃを口や耳に入れてしまう事故が起きています」とのこと。添えられたイラストには、ひな人形の扇を口に入れようとしている赤ちゃんや、BB弾のようなものを耳に入れようとする幼い子どもが描かれています。こうした事故が起きないよう、3つの注意点を呼びかけました。
・子どもの手の届くところに置かない
・飾っている期間は部品等が床に落ちていないか確認
・おもちゃは対象年齢を確認
おもちゃを耳に入れてしまう事例も
投稿では、同庁の公式ウェブサイトに掲載されている「耳におもちゃの部品などを入れてしまう事故に注意!」という特集のURLも添えられています。同庁の事故情報データバンクに寄せられた、実際の事故例を見てみましょう。
「ビーズを耳に入れてしまい、耳からの出血があった。その後、病院で摘出のため手術を行い、入院した」(3歳)
「人形の髪飾りを耳に入れて取れなくなり、病院で摘出した」(8歳)
こうした事例から、乳児や未就学児だけでなく、小学生以上であっても注意が必要です。小さなものはしっかりと親が管理することはもちろん、おもちゃなどを飲み込んだり耳に入れたりしたときはすぐに保護者へ知らせるよう、日頃から子どもに教えておきましょう。
(Hint-Pot編集部)