Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

海外ニュース

「そこまでハワイに浸透しているなんて!」 日本人ママが知人の名付けにびっくり! 日本のポップカルチャーの広がりを感じた出来事とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

ハワイのウォルマートの売り場にも、近年日本ブームの波が【写真:Getty Images】
ハワイのウォルマートの売り場にも、近年日本ブームの波が【写真:Getty Images】

 アメリカ・ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現地で2人の子どもを育てている46歳・主婦ライターのi-know(いのう)さん。もともと日系人が多いハワイですが、近年ハワイでも日本のさまざまなカルチャーがブームになっているそう。そこで第31回は、ハワイの日常に浸透しつつあるという「日本のアニメやキャラクター」がテーマです。

 ◇ ◇ ◇

ロコの夫も日本の特撮やアニメが大好き

 ハワイで「日本のアニメやキャラクターが好き」と言っているアメリカ人は、5年ぐらい前までは少数で“オタク”のレッテルを貼られていました。たとえば、日本アニメのキャラクターTシャツを着ていると「ちょっと変わった趣味の人」という視線が浴びせられます。かくいう私の夫もキャラTを着るタイプで、そんな視線を浴びていました。

 というのも、日本で1970年台に放送されていた特撮「人造人間キカイダー」や「仮面ライダーV3」がハワイに輸出され、土曜日夜のゴールデンタイムに放送されていたそう。それらを観て育った夫は、日本の特撮やアニメが大好きです。

 ちなみに、日本のアニメに詳しいハワイの人たちの間では、日本アニメはそのまま「Anime(アニメ)」と呼ばれ、アメリカのアニメは「Cartoon(カートゥーン)」と言い分けられています。

子どもたちの生活用品も日本のキャラグッズが席巻

 日本の漫画やアニメブームは世界的にも目覚ましいですが、ハワイも例外ではなく、2~3年前から人気が爆発しています!

 ウォルマートなどアメリカの大型スーパーマーケットチェーン店で、日本のアニメDVDやキャラクターグッズを気軽に買えるようになりました。子どもたちがキャラクターTシャツを着て学校に通うなど、とても一般的になっています。

 この人気の火付け役になったのは、人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズ。アニメを観たことがない子どもは意外と多いのですが、ポケモンカードを収集している子は多く、友達と交換することが楽しいようです。

 そのほか、小学生男子に人気なのは「スーパーマリオ」シリーズ、「ドラゴンボール」シリーズ。女子からはサンリオのキャラクターが大人気です。5年前までは、女子の好きなキャラクターといえばディズニープリンセスでしたが、今はハローキティとクロミが支持を得ています。

 おもちゃだけでなく、靴下や下着、バックパックやブランケットなど、あらゆる生活用品のキャラクターグッズが販売されています。ハワイの生活に溶け込んでいるため、日本のブランドだとは知らない子どももいるほどです。

 ちなみに私は「キティちゃん」と呼んできた世代なので、アメリカ人に「あなたはキティが好きなのね」と言ったら、ただの子猫(キティ)のことだと思われてしまいました。ちゃんとハローキティと言わなければ伝わらないので、ご承知おきを。