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「馬場に犬のようなのがいる」 元競走馬のくつろぎっぷりに仰天! 放牧中の姿に「馬吸いしたい」の声
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競走馬たちは現役引退後、さまざまな場所で“第二の馬生”を過ごしています。平穏な毎日を象徴するような、まさかのくつろぎぶりを見せた元競走馬がX(ツイッター)で話題になっています。馬とは思えない姿は、「犬疑惑」が出るほど。投稿した成蹊大学体育会馬術部(@seikeiuma)の担当者さんに、詳しいお話を聞きました。
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日を浴びて眠そうにする姿にほっこり
「馬場に犬のようなのがいる」
そんなコメントともに投稿された写真。そこに写っているのは犬ではなく、1頭の白い馬です。日を浴びながら、たくましい足をたたみ、サラサラの砂の上で小さくなっています。
少し窮屈な体勢に見えますが、馬はくつろいでいる様子。鼻を下げて目を薄く閉じている姿は、まるでお昼寝中の犬のようです。
馬のかわいらしい一枚が投稿されると、8000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「彫刻のよう……!」「かわいい」「犬疑惑」「馬吸いしたい」などの声が上がり、まったり過ごす馬に癒やされる人が続出しています。
祖父はディープインパクト 人懐っこいアレンデール号

注目を集めたのは、牡馬の「アレンデール号」です。日本中央競馬会(JRA)にて「ゲンパチケンシン」の名前で活躍していた元競走馬で、祖父はディープインパクトというサラブレッド。現在は、成蹊大学の体育会馬術部の一員として、馬上馬術や障害馬術に出場しています。
普段は、のんびりマイペースに過ごしていることが多いというアレンデール号。話題の写真は、アレンデール号が馬場へ放牧中に撮影されました。
5分ほど丸くなっていて、その後は砂浴びをして起き上がったそう。写真を投稿した成蹊大学馬術部のX担当者さんによると、「めっちゃ暖かくて晴れていて最高の日向ぼっこだぁー」といった様子だったといいます。
「いつも眠そうにしていて、厩舎でも寝っ転がっていることがあります。また、たまに鞍(人が馬に乗って座るために、馬の背に着ける道具)を乗せたまま、寝そうになっていることもありますね」
アレンデール号は人懐っこい性格で、部員の人たちからも愛される存在です。どんな場所でもまったりできるのは、部員の人たちがストレスフリーな環境を作っているからでしょう。
そんなアレンデール号が過ごす成蹊大学馬術部では、馬糞をおがくずと混ぜ、コンポストプラントで発酵させて堆肥化しています。無臭で質が良く、日頃から学内樹木や小学校の農園などで活用されているそう。
余剰分は希望者に無料で配布中。担当者さんは「希望の方は、成蹊大学体育会馬術部公式ウェブサイトの申し込みフォームからお申し込みください」と呼びかけています。
(Hint-Pot編集部)