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「どこに行ってもオーストラリア人がいる(笑)」 日本らしさを求めた外国人観光客 都市部を避けて選んだ旅先とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

オーストラリアから来た(左から)グレッグさんとアシュリンさん【写真:Hint-Pot編集部】
オーストラリアから来た(左から)グレッグさんとアシュリンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本を訪れる外国人観光客にとって、旅の楽しみ方はさまざま。オーストラリアから日本を訪れたカップルは、母国からの観光客の多さに驚きつつ、日本の冬を満喫していました。今回の旅では、都市部を避けた場所を選んだそう。いったい、ふたりが向かったのはどこだったのでしょうか。

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大阪や京都などの大都市を回避 「小さい町のほうがほっとする」

 オーストラリア最大の都市・シドニーから日本を訪れているグレッグさんとアシュリンさん。アシュリンさんは2回目ですが、グレッグさんにとっては初めての訪日です。

 今回は16日間の滞在を予定。北海道や長野の白馬村、金沢などをめぐり、アシュリンさんは日本の美しい冬を満喫しているといいます。

「今回は、大きな都市にはあまり行っていません。前に来たときは東京、大阪、京都なども行きましたが、大きな都市は少しちょっと騒々しいというか……。東京より大阪のほうが人が少ないと感じたこともあって、大阪のほうが好きでしたね」

 静かで落ち着いた雰囲気を好むふたりは、岐阜県の馬籠宿(まごめじゅく)にも足を運びました。岐阜県中津川市にあり、江戸時代を彷彿とさせる建物が峠の途中に並ぶ、風情ある観光地の馬籠宿。五街道のひとつである中山道の、木曽の入り口となる宿場町です。

 ふたりで旅行の計画を立てるなか、馬籠宿へ行きたいと言ったのはグレッグさんでした。当初は京都を予定していましたが、オーストラリア人があまりいない場所へ行きたいという希望があったといいます。

「京都も観光客が多くて、正直そんなに好きじゃなかったです。白馬村でもそうでしたが、どこに行ってもオーストラリア人がいます(笑)。これだとオーストラリアにいるのと変わらないので、(馬籠宿のような)小さな町のほうが、そこに住んでいる人との会話を楽しめるからほっとします」

 近年、馬籠宿も外国人観光客から注目を集めていますが、オフシーズンということもあって、観光客はまばらだったようです。そのため、ふたりはゆっくりと風情ある雰囲気を楽しめたといいます。

 ただ、先に立ち寄った白馬村でグレッグさんが左膝を痛めてしまい、馬籠宿ではバスでの旅を余儀なくされたそう。グレッグさんは「次は絶対に歩いて回りたいと思っています」と意気込んでいました。次回の訪日は季節を変えて、冬の景色とは異なる日本を堪能してほしいですね。

(Hint-Pot編集部)